峯村部材店主

戦闘で小人数が多人数に勝負を挑まれたときどうすればいいのかを考える


少数側が多数側に挑まれたとき、最優先すべきは正面から公平に戦わないことだ。兵力差が大きいほど、普通にぶつかれば少数側が消耗して敗れる。

歴史上の基本原則は次のようになる。

  1. 戦闘目的を限定する
    敵を全滅させようとせず、「一定時間持ちこたえる」「味方を逃がす」「拠点まで撤退する」など、達成可能な目的に変える。
  2. 退路を確保する
    勝てない戦いから離脱できる道を先に用意する。包囲される前に撤退することは、敗北ではなく兵力を残すための判断になる。
  3. 狭い場所を利用する
    広い平地では多数側が包囲や同時攻撃を行える。門、橋、坂道、谷、街路など、敵が一度に多く進めない場所なら、兵力差を小さくできる。
  4. 兵力を分散させない
    少数兵を各所へ薄く配置すると、どこも突破される。重要な一点へ集中し、その場所だけでは一時的に優勢になるようにする。
  5. 時間と情報を味方につける
    援軍が来るまで耐える、敵の疲労や補給不足を待つ、敵の動きを早く知るなど、戦闘そのもの以外の条件を利用する。
  6. 敵の目的を妨げる
    多数の敵を倒す必要はない。敵の進軍を遅らせたり、指揮を混乱させたり、目的地への到達を阻んだりすれば、少数側の任務は成功することがある。
  7. 降伏や交渉も選択肢に入れる
    勝つ可能性がなく、戦闘継続によって兵士や住民が無意味に死亡する場合、降伏や退去交渉は合理的な判断になる。

要するに、少数側が考えるべきことは、

多数を倒す方法ではなく、多数が持つ兵力を十分に使えなくする方法

である。

ただし、退路を失って完全に包囲された場合は、「全方向を守る」のではなく、突破可能性のある一点へ兵力を集中して脱出を試みる、あるいは早期に降伏条件を探るのが現実的となる。歴史上、少数軍が勝った例もあるが、多くは地形、奇襲、敵側の分裂、補給問題など、単純な勇敢さ以外の条件が重なっている。

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