「あ・い・う・え・お」から始まる四字熟語132語を、五十音順にまとめています。
小学校・中学校の基礎的な四字熟語から、高校3年生程度までに覚えておきたい四字熟語を中心に、読み方・意味・例文を掲載しています。社会人の語彙の確認や学び直しにも活用してください。
あ
| 四字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 合縁奇縁 | あいえんきえん | 人と人との気が合うかどうかは、不思議な縁によるものだということ。 | 仕事を通じて思いがけず長い付き合いになる人もおり、人の縁はまさに合縁奇縁だ。 |
| 愛別離苦 | あいべつりく | 愛する人や親しい人と別れなければならない苦しみ。 | 親しい人との別れは、誰もが人生の中で経験しうる愛別離苦である。 |
| 曖昧模糊 | あいまいもこ | 物事の内容や実態がぼんやりとして、はっきりしないこと。 | 責任の所在が曖昧模糊としたままでは、十分な再発防止策を立てることはできない。 |
| 青息吐息 | あおいきといき | 困難や心配事に苦しみ、ため息をつくような状態。 | 原材料費と物流費の上昇が重なり、中小企業の中には青息吐息のところも少なくない。 |
| 悪因悪果 | あくいんあっか | 悪い行いが原因となり、悪い結果や報いを招くこと。 | 数字をごまかして一時的に利益をよく見せても、やがて信用を失えば悪因悪果である。 |
| 悪逆非道 | あくぎゃくひどう | 人としての道に背く、きわめて悪い行いをすること。また、そのさま。 | 弱い立場の人々を意図的にだまして利益を得るような悪逆非道な行為は許されない。 |
| 悪逆無道 | あくぎゃくむどう | 道理や人の道に背いた、きわめてひどい悪事を行うこと。また、そのさま。 | 私利私欲のために多くの人を犠牲にする悪逆無道な振る舞いは、厳しく批判された。 |
| 悪事千里 | あくじせんり | 悪い行いや悪評は、たちまち遠くまで知れ渡るということ。 | 不祥事を隠しても情報はすぐに広まる時代であり、まさに悪事千里である。 |
| 悪戦苦闘 | あくせんくとう | 困難な状況の中で、苦しみながら懸命に努力すること。 | 新しいシステムの導入では予想外の問題が相次ぎ、担当者は悪戦苦闘した。 |
| 悪口雑言 | あっこうぞうごん | さまざまな悪口を言って激しくののしること。また、その言葉。 | 意見が対立したとしても、相手に悪口雑言を浴びせるような態度は慎むべきだ。 |
| 阿鼻叫喚 | あびきょうかん | 多くの人が苦しみ、泣き叫ぶような非常に悲惨な状態。 | 大規模な災害の直後、現場は一時、阿鼻叫喚の状況となった。 |
| 暗雲低迷 | あんうんていめい | 暗い雲が低く垂れ込めるように、先行きが暗く不安な状態が続くこと。 | 国際情勢の悪化によって、世界経済には暗雲低迷の様相が広がった。 |
| 安心立命 | あんじんりつめい | 運命や天命を受け入れ、心を安らかにして何事にも動じないこと。 | 結果に一喜一憂せず、安心立命の境地で物事に向き合うことは容易ではない。 |
| 暗中模索 | あんちゅうもさく | 手掛かりがない状態で、さまざまな方法を試しながら解決策を探すこと。 | 前例のない新規事業だったため、開始当初は暗中模索の日々が続いた。 |
| 安寧秩序 | あんねいちつじょ | 世の中が平穏で、社会の安全と秩序が保たれていること。 | 法律や制度には、社会の安寧秩序を維持する役割もある。 |
| 安穏無事 | あんのんぶじ | 特に変わったこともなく、世の中や暮らしが穏やかで安らかなこと。 | 地域の人々は、争いや災害のない安穏無事な暮らしが続くことを願っている。 |
い
| 四字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 唯々諾々 | いいだくだく | 物事の善し悪しを考えず、何でも人の言うとおりに従うこと。 | 上司の意見に唯々諾々と従うだけでなく、必要な場合は自分の考えを伝えることも大切だ。 |
| 遺憾千万 | いかんせんばん | 非常に残念で、心残りであること。 | 十分な準備をしていただけに、直前で大会が中止になったことは遺憾千万だった。 |
| 意気軒昂 | いきけんこう | 意気込みが盛んで、元気に満ちあふれている様子。 | 新しい事業を任された若手社員たちは、意気軒昂として仕事に取り組んでいる。 |
| 意気消沈 | いきしょうちん | 元気や意気込みを失い、落ち込むこと。 | 提案が採用されず意気消沈していたが、助言を受けて再挑戦することにした。 |
| 意気衝天 | いきしょうてん | 意気込みが天を突くほど、非常に盛んなこと。 | 決勝進出を決めた選手たちは、意気衝天の勢いで次の試合に臨んだ。 |
| 意気阻喪 | いきそそう | 意気込みや元気を失い、気力がくじけること。 | 度重なる失敗に意気阻喪することなく、原因を分析して改善を続けた。 |
| 意気投合 | いきとうごう | 互いの気持ちや考えがよく合い、親しくなること。 | 初対面だった二人は趣味の話ですぐに意気投合した。 |
| 意気揚々 | いきようよう | 得意になり、誇らしげで元気いっぱいの様子。 | 契約をまとめた担当者は、意気揚々と会社へ戻ってきた。 |
| 異曲同工 | いきょくどうこう | 方法や見かけは異なっていても、内容や結果がよく似ていること。 | 二つの提案は表現こそ違うが、結論は異曲同工といえる。 |
| 異口同音 | いくどうおん | 多くの人が口をそろえて同じことを言うこと。 | 参加者は異口同音に、今回の研修が有意義だったと話した。 |
| 意志薄弱 | いしはくじゃく | 自分の考えや決意を貫く力が弱く、周囲に影響されやすいこと。 | 目標を決めてもすぐに諦めてしまう意志薄弱な態度を改めたい。 |
| 意思疎通 | いしそつう | 互いの考えや気持ちを伝え合い、理解し合うこと。 | 部署間の意思疎通を十分に行うことで、作業の重複を防ぐことができる。 |
| 医食同源 | いしょくどうげん | 病気を治すことと日々の食事は、健康を保つという点で根本が同じだという考え。 | 医食同源の考えから、毎日の食生活を見直すことにした。 |
| 以心伝心 | いしんでんしん | 言葉にしなくても、互いの気持ちや考えが通じ合うこと。 | 長年一緒に働いてきた二人は、以心伝心で相手の意図を理解できる。 |
| 威風堂々 | いふうどうどう | 態度や雰囲気が立派で、威厳に満ちている様子。 | 代表選手たちは威風堂々と入場した。 |
| 意味深長 | いみしんちょう | 言葉や行動の表面以上に、深い意味や含みがあること。 | 社長の最後の一言は意味深長で、今後の方針変更を示しているようにも聞こえた。 |
| 一意専心 | いちいせんしん | 他のことに心を向けず、一つのことだけに集中すること。 | 研究者は一意専心して新しい材料の開発に取り組んだ。 |
| 一衣帯水 | いちいたいすい | 一本の帯のように細い川や海を隔てて、二つの土地が非常に近いこと。 | 日本と中国は一衣帯水の関係にあり、古くから交流を重ねてきた。 |
| 一言一行 | いちげんいっこう | 一つ一つの言葉と行動。日頃の言動すべて。 | 公的な立場にある人は、一言一行にも責任を持つ必要がある。 |
| 一言居士 | いちげんこじ | 何事にも必ず一言意見を述べずにはいられない人。 | 彼は会議になると必ず発言する一言居士として知られている。 |
| 一期一会 | いちごいちえ | 一生に一度しかないかもしれない出会いと考え、その機会を大切にすること。 | 旅先での出会いも一期一会と思い、相手との時間を大切にした。 |
| 一言一句 | いちごんいっく | 一つ一つの言葉。言葉の細かな部分まで含めていう。 | 契約書は一言一句まで確認してから署名した。 |
| 一言半句 | いちごんはんく | ほんのわずかな言葉。ひと言ほどの短い言葉。 | 当事者からは一言半句の説明もなく、関係者は困惑した。 |
| 一字一句 | いちじいっく | 文章や発言の一つ一つの文字と言葉。 | 証言記録は一字一句正確に書き残す必要がある。 |
| 一汁一菜 | いちじゅういっさい | 汁物一品とおかず一品からなる質素な食事。 | 健康を考え、夕食を一汁一菜の簡素な献立にする日もある。 |
| 一族郎党 | いちぞくろうとう | 同じ一族の者と、それに従う家臣や仲間のすべて。 | 武将は一族郎党を率いて新しい領地へ移った。 |
| 一諾千金 | いちだくせんきん | 一度引き受けた約束には千金もの重みがあり、必ず守るということ。 | 一諾千金を信条とする彼は、一度した約束を決して破らない。 |
| 一日千秋 | いちじつせんしゅう | 一日が千年にも感じられるほど、非常に待ち遠しいこと。 | 合格発表の日を一日千秋の思いで待った。 |
| 一念発起 | いちねんほっき | あることを成し遂げようと強く決心し、行動を始めること。 | 一念発起して資格試験の勉強を始めた。 |
| 一罰百戒 | いちばつひゃっかい | 一人を罰することで、多くの人への戒めとすること。 | 規則違反を厳しく処分した背景には、一罰百戒の意図もあった。 |
| 一病息災 | いちびょうそくさい | 一つくらい持病がある人の方が健康に注意するため、かえって長生きすることがあるということ。 | 持病をきっかけに生活習慣を見直し、一病息災の気持ちで健康管理を続けている。 |
| 一分一厘 | いちぶいちりん | ごくわずかな程度。ほんの少し。 | 調査結果には一分一厘の誤差も許されないという姿勢で確認を重ねた。 |
| 一部始終 | いちぶしじゅう | 物事の初めから終わりまでの詳しい経過。 | 事故を目撃した人から、一部始終を詳しく聞いた。 |
| 一望千里 | いちぼうせんり | 一目で遠くまで見渡せること。見晴らしがよく、広々としている様子。 | 山頂からは一望千里の景色が広がり、遠くの山並みまで見渡せた。 |
| 一網打尽 | いちもうだじん | 一度に一味や集団を残らず捕らえること。転じて、多くのものを一度に処理すること。 | 警察は長期間の捜査の末、詐欺グループを一網打尽にした。 |
| 一目十行 | いちもくじゅうぎょう | 一度に十行も読めるほど、文章を非常に速く読むこと。 | 彼は一目十行の速さで資料に目を通し、すぐに要点を把握した。 |
| 一目瞭然 | いちもくりょうぜん | 一目見ただけで、はっきり分かること。 | 前年との違いはグラフにすれば一目瞭然だ。 |
| 一問一答 | いちもんいっとう | 一つの質問に対して、一つずつ答えること。 | 記者会見の後半は一問一答の形式で進められた。 |
| 一陽来復 | いちようらいふく | 冬が去って春が来ること。転じて、悪いことが続いた後に幸運が巡ってくること。 | 長い不振を乗り越え、ようやく一陽来復の兆しが見えてきた。 |
| 一利一害 | いちりいちがい | 利益になる面がある一方で、害や不利益となる面もあり、完全ではないこと。 | 新しい制度は利便性を高める一方で負担も増えるため、一利一害がある。 |
| 一粒万倍 | いちりゅうまんばい | 一粒の種が成長して万倍もの実りを生むこと。わずかなものが大きく増えることのたとえ。 | 小さな努力でも一粒万倍と考え、毎日少しずつ勉強を続けている。 |
| 一蓮托生 | いちれんたくしょう | 結果がどうなろうとも、最後まで行動や運命をともにすること。 | この事業に参加した以上、チーム全員が一蓮托生の覚悟で取り組む必要がある。 |
| 一攫千金 | いっかくせんきん | 一度に大きな利益や大金を手に入れること。 | 一攫千金を狙うのではなく、地道に事業を育てる方針を選んだ。 |
| 一家団欒 | いっかだんらん | 家族が一か所に集まり、仲よく楽しく過ごすこと。 | 正月には久しぶりに家族全員が集まり、一家団欒の時間を過ごした。 |
| 一喜一憂 | いっきいちゆう | 状況の変化に応じて、喜んだり心配したりすること。 | 毎日の株価の動きに一喜一憂せず、長期的に判断することが大切だ。 |
| 一気呵成 | いっきかせい | ひと息に一気に物事を成し遂げること。特に文章などを一気に書き上げること。 | 構想が固まると、一気呵成に報告書を書き上げた。 |
| 一騎当千 | いっきとうせん | 一人で千人を相手にできるほど、非常に強いこと。また、抜群の能力を持つ人。 | 経験豊富な彼は、一騎当千の働きで難しい案件を次々と解決した。 |
| 一挙一動 | いっきょいちどう | 一つ一つの動作や行動。 | 注目を集める経営者だけに、その一挙一動が報道された。 |
| 一挙両得 | いっきょりょうとく | 一つの行動によって、二つの利益を同時に得ること。 | 通勤を自転車に変えれば、運動と交通費節約の一挙両得になる。 |
| 一刻千金 | いっこくせんきん | わずかな時間にも千金ほどの価値があること。特に楽しい時間や美しいひとときの貴重さをいう。 | 久しぶりに再会した友人との時間は、一刻千金に感じられた。 |
| 一切合切 | いっさいがっさい | 何もかもすべて。残らず全部。 | 引っ越しを機に、不要になった物を一切合切整理した。 |
| 一子相伝 | いっしそうでん | 学問・技芸などの奥義を、自分の子の中の一人だけに伝えること。 | その秘伝の製法は、一子相伝で代々受け継がれてきた。 |
| 一視同仁 | いっしどうじん | 身分や立場などで差別せず、すべての人を平等に慈しむこと。 | 指導者には、部下を一視同仁に扱う公平な姿勢が求められる。 |
| 一瀉千里 | いっしゃせんり | 流れが一気に千里を下るように、文章や物事がよどみなく速く進むこと。 | 後半に入ると議論は一瀉千里に進み、その日のうちに結論が出た。 |
| 一宿一飯 | いっしゅくいっぱん | 一晩泊めてもらい、一度食事を振る舞ってもらうこと。また、わずかな恩義。 | 一宿一飯の恩を忘れず、困っている恩人を助けた。 |
| 一所懸命 | いっしょけんめい | 中世の武士が一か所の領地を命懸けで守ったこと。転じて、物事に全力で取り組むこと。 | 中世の武士は、一所懸命に自らの領地を守ろうとした。 |
| 一生懸命 | いっしょうけんめい | 命懸けで物事に取り組むほど、全力を尽くすこと。 | 試験合格を目指して一生懸命勉強した。 |
| 一触即発 | いっしょくそくはつ | 少し触れただけですぐ爆発するように、非常に緊迫し、きっかけ一つで重大な事態になりそうなこと。 | 両国の関係は一触即発の緊張状態に陥った。 |
| 一進一退 | いっしんいったい | 進んだり後退したりして、状況がなかなか決定的に変わらないこと。 | 病状は一進一退を繰り返している。 |
| 一心同体 | いっしんどうたい | 二人以上の人が、一人の人間のように心を合わせて行動すること。 | 長年組んできた二人は、一心同体となって会社を支えてきた。 |
| 一心不乱 | いっしんふらん | 心を一つのことだけに集中し、他のことに気を取られないこと。 | 締め切りを前に、一心不乱に原稿を書き続けた。 |
| 一世一代 | いっせいちだい | 一生のうちにただ一度しかないほど重要なこと。 | 彼は一世一代の大勝負として、新事業への投資を決断した。 |
| 一石二鳥 | いっせきにちょう | 一つのことをして、同時に二つの利益を得ること。 | 歩いて通勤すれば健康にもなり交通費も節約できて、一石二鳥だ。 |
| 一致協力 | いっちきょうりょく | 多くの人が心を一つにして力を合わせること。 | 各部署が一致協力して、予定どおり製品を発売することができた。 |
| 一致団結 | いっちだんけつ | 多くの人が同じ目的のために心を一つにして結束すること。 | 大会優勝を目指し、チーム全員が一致団結した。 |
| 一知半解 | いっちはんかい | 少し知っているだけで、十分には理解していないこと。 | 一知半解の知識で専門的な問題を断定するのは危険だ。 |
| 一張一弛 | いっちょういっし | 緊張させたり緩めたりすること。仕事と休息などに適度な強弱をつけること。 | 長期間働き続けるには、一張一弛を心がけて休息を取ることも必要だ。 |
| 一朝一夕 | いっちょういっせき | きわめて短い期間。わずかな時間。 | 信頼関係は一朝一夕に築けるものではない。 |
| 一長一短 | いっちょういったん | 長所がある一方で、短所もあること。 | どの方式にも一長一短があり、目的に応じて選ぶ必要がある。 |
| 一刀両断 | いっとうりょうだん | 一太刀で真っ二つに切ること。転じて、物事を思い切ってきっぱり処理すること。 | 長く続いていた議論を、責任者が一刀両断に決着させた。 |
| 一得一失 | いっとくいっしつ | 一方に利益があれば、他方に損失もあること。 | 在宅勤務には通勤時間を省ける利点がある一方、意思疎通の難しさもあり、一得一失だ。 |
| 因果応報 | いんがおうほう | 人の行いには、それに応じた結果が返ってくるということ。もとは仏教の因果の考えに基づく。 | 日頃から誠実に人と接する姿勢は、因果応報という考えにも通じる。 |
| 因果覿面 | いんがてきめん | 行いの結果がすぐに現れること。特に悪い行いに悪い報いが直ちに現れること。 | 規則を無視した直後に事故を起こし、まさに因果覿面だった。 |
| 慇懃無礼 | いんぎんぶれい | 表面上は非常に丁寧だが、実際には相手を見下していて無礼なこと。 | 言葉遣いは丁寧でも、慇懃無礼な態度では相手に不快感を与える。 |
| 因循姑息 | いんじゅんこそく | 古い習慣にとらわれて決断せず、その場しのぎの対応をすること。 | 因循姑息な対応を続けていては、根本的な問題は解決しない。 |
| 隠忍自重 | いんにんじちょう | 怒りや苦しみを表に出さず耐え忍び、軽率な行動を慎むこと。 | 不当な批判を受けても隠忍自重し、事実関係が明らかになるのを待った。 |
う
| 四字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 有為転変 | ういてんぺん | この世の物事は絶えず移り変わり、同じ状態にとどまることがないということ。 | 技術や市場の有為転変が激しい時代には、過去の成功体験だけに頼ることはできない。 |
| 有為無常 | ういむじょう | この世のすべての物事は常に変化し、いつまでも同じ状態ではいられないということ。 | 長く続いた企業や制度であっても永遠ではなく、有為無常であることを歴史は教えている。 |
| 雨過天晴 | うかてんせい | 雨がやんで空が晴れるように、悪い状況が終わり、物事がよい方向へ向かうこと。 | 長く低迷していた業績にも回復の兆しが見え、ようやく雨過天晴の時を迎えた。 |
| 右顧左眄 | うこさべん | 周囲の様子や他人の意見ばかり気にして、なかなか自分の態度や方針を決められないこと。 | 経営陣が右顧左眄している間に、競合他社は次々と新しい施策を打ち出した。 |
| 右往左往 | うおうさおう | 混乱して、あちらへ行ったりこちらへ行ったりすること。また、どうしてよいか分からず慌てること。 | システムが突然停止し、対応手順を把握していなかった現場は一時右往左往した。 |
| 有象無象 | うぞうむぞう | 種類も性質もさまざまな、取るに足りない人々や物。多く、人を軽んじていう言葉。 | インターネット上には有益な情報だけでなく、有象無象の情報発信者も存在するため、情報源の確認が欠かせない。 |
| 内股膏薬 | うちまたごうやく | 自分のしっかりした考えを持たず、都合によってあちら側についたりこちら側についたりすること。また、そのような人。 | 対立する双方にいい顔をする内股膏薬の態度を続けていては、いずれ両方から信用を失う。 |
| 海千山千 | うみせんやません | 長年さまざまな経験を積み、世間の裏事情にも通じていて、したたかで抜け目がないこと。また、そのような人。 | 交渉相手は海千山千の経営者なので、表面的な言葉だけで判断しない方がよい。 |
| 有耶無耶 | うやむや | 物事の結論や責任などが、はっきりしないままになっていること。 | 原因を十分に検証せず、責任の所在を有耶無耶にしたままでは、同じ問題が再発しかねない。 |
| 紆余曲折 | うよきょくせつ | 物事が順調には進まず、さまざまな事情や変化を経ること。 | 新制度は多くの反対や修正など紆余曲折を経て、ようやく導入されることになった。 |
| 雲散霧消 | うんさんむしょう | 雲や霧が消えるように、物事が跡形もなく消えてなくなること。 | 資金調達が難航したことで、長年温めてきた事業計画は雲散霧消した。 |
| 運否天賦 | うんぷてんぷ | 運のよしあしは天が決めるものとして、結果を運に任せること。 | 必要な準備はすべて終えたので、ここから先は運否天賦と考えて結果を待つことにした。 |
え
| 四字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 栄枯盛衰 | えいこせいすい | 人や組織、国家などが栄えたり衰えたりすること。 | 長い企業史を振り返ると、どれほど大きな会社にも栄枯盛衰があることが分かる。 |
| 栄耀栄華 | えいようえいが | 富や地位を得て華々しく栄えること。また、ぜいたくを尽くすこと。 | その一族は事業の成功によって、一時は栄耀栄華を極めた。 |
| 益者三友 | えきしゃさんゆう | 自分にとって有益な三種類の友人。正直な人、誠実な人、知識や見識の広い人をいう。 | 自分に率直な意見を言ってくれる友人を大切にすることは、益者三友の教えにも通じる。 |
| 易姓革命 | えきせいかくめい | 中国古代の政治思想で、徳を失った君主に代わり、天命を受けた別の姓の有徳者が新しい王朝を立てること。 | 中国史における王朝交代を理解するうえで、易姓革命の考え方は重要である。 |
| 依怙贔屓 | えこひいき | 自分の気に入った人や関係のある人だけを特別扱いして肩を持つこと。 | 管理職が特定の部下だけを依怙贔屓すれば、職場全体の信頼を損なう。 |
| 会者定離 | えしゃじょうり | 出会った者とは、いつか必ず別れる運命にあるということ。人生の無常を表す言葉。 | 長年働いた同僚の退職を見送りながら、会者定離という言葉を思い出した。 |
| 得手勝手 | えてかって | 他人や周囲の事情を考えず、自分の都合ばかりを優先すること。 | 自部署の利益だけを求める得手勝手な判断では、会社全体の最適化はできない。 |
| 遠交近攻 | えんこうきんこう | 遠方の相手とは友好関係を結び、近くの相手を攻めるという外交・戦略上の考え方。 | 中国の戦国時代には、秦が遠交近攻の策を用いて勢力を拡大した。 |
| 煙散霧消 | えんさんむしょう | 煙や霧が消えるように、物事が跡形もなく消えてなくなること。 | 主要な出資者が撤退したことで、期待されていた事業計画は煙散霧消した。 |
| 遠水近火 | えんすいきんか | 遠くにあるものは、差し迫った問題の解決には役立たないということ。 | 来週専門家を派遣できるとしても、今日の障害対応には遠水近火である。 |
| 円転滑脱 | えんてんかつだつ | 言動がよどみなく自在で、人との応対や物事の処理が角立たず巧みなこと。 | 彼は難しい質問にも円転滑脱に対応し、会議を円滑に進めた。 |
| 円満具足 | えんまんぐそく | 必要なものが十分に備わり、欠けるところがないこと。 | すべての条件を円満具足した案を求めすぎると、意思決定が遅れることもある。 |
| 延命息災 | えんめいそくさい | 命が長く続き、災いなく無事に暮らすこと。長寿と無事。 | 年始には家族そろって、祖父母の延命息災を祈った。 |
| 厭離穢土 | えんりえど | 仏教で、煩悩にけがれた現世を嫌い、そこから離れようとすること。「おんりえど」とも読む。 | 厭離穢土と欣求浄土は、中世日本の仏教思想を理解するうえで重要な言葉である。 |
| 遠慮会釈 | えんりょえしゃく | 慎みや礼儀、相手に対する配慮のこと。多く「遠慮会釈もない」「遠慮会釈なく」の形で使う。 | 競合企業は遠慮会釈なく値下げ攻勢を仕掛け、市場シェアの拡大を図った。 |
お
| 四字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 桜花爛漫 | おうからんまん | 桜の花が満開になり、美しく咲き乱れている様子。 | 新入社員研修が始まる頃、会社近くの公園は桜花爛漫の春を迎えていた。 |
| 応急措置 | おうきゅうそち | 急な事態に対して、本格的な対応を行うまでの間、とりあえず施す処置。 | システム障害に対して応急措置を施し、業務への影響を最小限に抑えた。 |
| 横行闊歩 | おうこうかっぽ | 威張ってわがもの顔に歩き回ること。転じて、悪い者などが勝手気ままに振る舞うこと。 | 不正行為が横行闊歩するような組織では、健全な企業文化は育たない。 |
| 王政復古 | おうせいふっこ | 武家などに移っていた政治の実権を君主のもとへ戻し、君主中心の政治体制を復活させること。 | 日本史では、明治維新へ至る政治過程を理解するうえで王政復古は重要な出来事である。 |
| 王道楽土 | おうどうらくど | 徳にもとづく正しい政治によって治められた、平和で暮らしやすい理想の国。 | 為政者が掲げる王道楽土という理想と、現実の政治との間には大きな隔たりが生じることもある。 |
| 大盤振舞 | おおばんぶるまい | 客に盛大にもてなしをしたり、金品などを惜しげもなく与えたりすること。 | 創業記念のキャンペーンでは、通常より大幅な割引を行う大盤振舞となった。 |
| 大風呂敷 | おおぶろしき | 実現できそうもないほど大げさな計画や話。また、そのような話をすること。 | 実行計画もないまま海外売上を十倍にすると宣言しても、大風呂敷を広げただけだと思われかねない。 |
| 岡目八目 | おかめはちもく | 当事者よりも、第三者として外から見ている人の方が、物事の真相や得失をよく判断できること。 | プロジェクト内部では気づかなかった問題を外部の担当者がすぐに指摘し、岡目八目とはこのことだと思った。 |
| 汚名返上 | おめいへんじょう | 新たな成果を挙げるなどして、悪い評判や不名誉な評価を取り除くこと。 | 前回の失敗で失った信用を取り戻すため、チームは次の案件で汚名返上を期した。 |
| 温厚篤実 | おんこうとくじつ | 性格が穏やかで情に厚く、誠実でまじめなこと。また、そのような人柄。 | 彼は温厚篤実な人柄で、部署を問わず多くの社員から信頼されている。 |
| 温故知新 | おんこちしん | 昔のことや過去の事例を学び、そこから新しい知識や道理を見いだすこと。 | 過去の失敗事例を検証して次の製品開発に生かす姿勢は、まさに温故知新である。 |
| 音信不通 | おんしんふつう | 手紙や電話などによる連絡がまったく途絶え、相手の様子が分からないこと。 | 担当者に何度連絡しても返事がなく、一週間近く音信不通の状態が続いている。 |
| 怨憎会苦 | おんぞうえく | 恨んだり憎んだりしている相手とも会わなければならない苦しみ。仏教でいう人生の苦しみの一つ。 | 苦手な相手とも仕事上付き合わなければならない状況を、怨憎会苦になぞらえることもできる。 |
| 音吐朗朗 | おんとろうろう | 声が豊かでよく通り、よどみなくはっきりしている様子。 | 代表者は壇上に立つと、音吐朗朗と新しい経営方針を読み上げた。 |
| 乳母日傘 | おんばひがさ | 幼い頃から乳母を付け、外出時には日傘を差しかけてもらうほど、大切に育てられること。転じて、非常に大事に育てられること。 | 乳母日傘で育ったという印象とは違い、彼は若い頃から自立心の強い人物だった。 |