このページは、『南方紀伝』の伝本、冊構成、巻立て、本文範囲、明治期活字本の編集状態を検討する書誌研究ページの総合案内です。
各巻に掲載した本文を繰り返すのではなく、手書き写本4冊と活字本5巻の関係、巻五相当部分の位置づけ、巻末識語、別史料との境界など、本文の成立と伝来に関わる問題を整理します。
基本方針:今回確認した資料だけでは、写本4冊と活字本5巻の関係を一つの説明へ確定できません。活字本巻五を、後世の付録・補遺・増補とは断定せず、伝本・底本・巻立て上の未解決問題として扱います。
この書誌研究ページで示す「可能性」は、現段階の検討項目であり、成立事情を確定した結論ではありません。
本文・書誌研究
写本4冊・本文5巻の問題
手書き写本は物理的に全4冊で、本文は応永34年(1427年)までです。一方、明治期活字本は全5巻構成で、長禄2年(1458年)まで続きます。両者の終点と巻立てが異なる理由を、確認資料と未解決点に分けて説明します。
巻五の書誌問題
活字本第25~32画像に収録される巻五相当部分について、写本第4冊末尾との重複位置、対応写本が確認できない範囲、近藤瓶城の巻末識語との関係、編年外記事、人名・年代の不整合などを整理します。