このページは、近藤瓶城編『史籍集覧』第3冊所収「南方紀伝」の明治期活字本を、全33画像とウェブ閲覧用PDFで確認するための史料案内です。
各巻に掲載した翻刻・校訂本文・現代語訳をここで繰り返すのではなく、活字本の版面、写本との対応、巻五相当部分、巻末識語、次に収録される別史料との境界を確認できるように構成しています。
書誌上の重要事項:明治期活字本の本文は全5巻構成で、長禄2年(1458年)まで続きます。一方、今回確認した手書き写本は物理的に全4冊で、本文は応永34年(1427年)までです。
写本4冊と活字本5巻との関係は未解決です。本サイトでは巻五を活字本巻五相当部分――伝本・巻立て上の位置づけ未確定として扱い、後世の付録・補遺・増補とは断定しません。
第33画像右丁には近藤瓶城の巻末識語と「南方紀伝下終」があり、左丁から別史料「菊池伝記総目録」が始まります。「菊池伝記総目録」は『南方紀伝』本文に含めません。
明治期活字本案内
基本情報
- 収録資料:近藤瓶城編『史籍集覧』第3冊所収「南方紀伝」
- 『史籍集覧』内の位置:通記第十一
- 活字本文の構成:全5巻
- 本文の年代範囲:元弘元年(1331年)から長禄2年(1458年)まで
- 本ページの画像数:全33画像
- 公開用PDF:国立国会図書館デジタルコレクションの公開画像33枚をもとに当サイトが作成したウェブ閲覧用PDF
- 国立国会図書館永続的識別子:info:ndljp/pid/3431170
本ページの「第1画像~第33画像」は、本プロジェクトで活字本を照合した際の管理番号です。『史籍集覧』全冊の画面番号や印刷頁とは区別してください。
書誌情報と出典
国立国会図書館の書誌では、近藤瓶城編『史籍集覧』第3冊に「通記第十一 南方紀伝」が収録されています。公開範囲はインターネット公開、著作権情報はPDMと表示されています。
画像の出典:近藤瓶城編『史籍集覧』第3冊所収「南方紀伝」、国立国会図書館デジタルコレクション。
永続的識別子:info:ndljp/pid/3431170
当サイト掲載画像は、国立国会図書館デジタルコレクションから取得したJPG画像を、ウェブ閲覧用にWebP形式へ変換・圧縮したものです。公開用PDFは、同じ33画像をページ順にまとめて当サイトが作成しました。
画像形式の変換・圧縮以外に、活字本文、汚れ、紙面、版面を補ったり削除したりする加工は行っていません。
手書き写本との関係
今回確認した手書き写本は物理的に全4冊で、元弘元年(1331年)から応永34年(1427年)までを収録します。明治期活字本は全5巻構成で、さらに長禄2年(1458年)まで続きます。
巻一~巻四の公開本文では、写本を基本に、前後ページと明治期活字本を照合しました。ただし、活字本の文字をそのまま写本の本文とみなすのではなく、異読・補読候補・記事配置の違いとして区別しています。
第25画像の冒頭には、写本第4冊末尾の赤松満祐上洛記事と重なる部分があります。その直後から、今回確認した写本4冊に直接対応する本文が確認されていない巻五相当部分へ移ります。
この違いは、写本の欠落、別冊、異なる底本、伝本系統、活字本編集時の巻立てなど、複数の可能性を含む未解決の書誌問題です。現段階では一つの説明に確定しません。
本文5巻と画像の主な対応
次の範囲は、各巻の公開本文と照合した画像の主な対応です。見開き画像の途中で巻や記事が切り替わるため、境界画像は隣接する巻と重複します。
| 公開本文 | 主な対応画像 | 備考 |
|---|---|---|
| 巻一 | 第1画像~第12画像 | 元弘元年から第1冊巻末資料付近 |
| 巻二 | 第12画像~第17画像 | 境界画像を巻一・巻三と共有 |
| 巻三 | 第16画像~第20画像 | 南北朝合一・義持将軍就任まで |
| 巻四 | 第20画像~第25画像 | 第25画像冒頭で写本第4冊末尾と重なる |
| 巻五 | 第25画像~第32画像 | 活字本巻五相当部分――位置づけ未確定 |
| 巻末識語・次史料境界 | 第33画像 | 右丁で『南方紀伝』終了、左丁から別史料 |
上表は閲覧用の案内であり、活字本の正式な丁付・印刷頁・各巻の厳密な境界を置き換えるものではありません。
明治期活字本・全33画像
画像をクリックすると、WebPの原寸画像を別タブで開きます。画像番号は、本サイトの公開本文・作業台帳で用いた「明治期活字本第○画像」と一致します。
活字本の文字が不鮮明な箇所、異体字、脱字・誤植の可能性がある箇所は、画像だけで即断せず、写本・前後本文・校訂記録とあわせて確認してください。
第1~10画像

巻頭・本文冒頭付近。
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第11~20画像

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第21~30画像

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写本第4冊末尾との重複部を含み、その後に巻五相当部分が続く。
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第31~33画像

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活字本巻五相当部分の最終画像。長禄2年(1458年)の記事まで。
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右丁に近藤瓶城の巻末識語と「南方紀伝下終」。左丁から別史料「菊池伝記総目録」。
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第33画像――巻末識語と次史料の境界
右丁:近藤瓶城は、『南方紀伝』を後醍醐天皇の元弘元年から称光院の応永34年までを記す書と説明し、興国2年から正平21年までの記事が欠けること、作者が明らかでないことを記しています。識語の日付は明治33年(1900年)6月です。
識語の後に「南方紀伝下終」とあり、刊本上の『南方紀伝』の終端を示します。
左丁:「菊池伝記総目録」が始まります。これは『史籍集覧』で『南方紀伝』の次に収録された別史料であり、『南方紀伝』の付録・巻五本文・補遺として扱いません。
近藤瓶城の識語が応永34年までと説明する一方、活字本文は第25~32画像で長禄2年まで続きます。この関係は、写本4冊・本文5巻・活字本が用いた底本や巻立てを検討する上で最も重要な未解決事項の一つです。
引用・利用上の注意
画像を引用する場合は、資料名、編者、収録書名、所蔵・公開元、永続的識別子、当サイト上の画像番号を示すと、第三者が原資料を確認しやすくなります。
引用例:近藤瓶城編『史籍集覧』第3冊所収「南方紀伝」、国立国会図書館デジタルコレクション、info:ndljp/pid/3431170、当サイト明治期活字本第25画像。
当サイト作成PDFは閲覧の便宜のために33画像をまとめたものです。研究・校合・再利用にあたっては、国立国会図書館デジタルコレクションの原画像と書誌情報もあわせて確認してください。
活字本の記述内容は、明治期活字本が伝える本文です。人名、日付、系譜、神器、戦闘、伝承等を、歴史上確定した事実と直ちに同一視しません。