「は・ひ・ふ・へ・ほ」から始まる四字熟語を、五十音順にまとめています。
小学校・中学校の基礎的な四字熟語から、高校3年生程度までに覚えておきたい四字熟語を中心に、読み方・意味・例文を掲載しています。社会人の語彙の確認や学び直しにも活用してください。
は
| 四字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 杯盤狼藉 | はいばんろうぜき | 酒宴の後、杯や皿などが散乱している様子。転じて、物がひどく散らかっていること。 | 宴会が終わった会場は、杯盤狼藉とした状態になっていた。 |
| 廃仏毀釈 | はいぶつきしゃく | 仏教を排斥し、仏像・仏具・寺院などを破壊したり廃止したりすること。特に明治初期の動きを指していう。 | 明治初期の廃仏毀釈によって、多くの寺院や仏像が失われた地域もあった。 |
| 破顔一笑 | はがんいっしょう | 顔をほころばせ、にっこり笑うこと。 | 長く難航していた交渉がまとまり、担当者もようやく破顔一笑した。 |
| 波及効果 | はきゅうこうか | ある物事の影響が、周囲や別の分野へ次々と広がっていくこと。 | 新駅の開業は、周辺地域の観光や不動産にも大きな波及効果をもたらした。 |
| 博学多才 | はくがくたさい | 広い分野の学問や知識に通じ、多方面の才能を持っていること。 | 彼は歴史だけでなく文学や科学にも詳しい博学多才な人物だ。 |
| 博学多識 | はくがくたしき | 広くさまざまな学問に通じ、知識が豊富であること。 | その教授は博学多識で、専門外の質問にも幅広い知識をもとに答えていた。 |
| 白紙撤回 | はくしてっかい | 一度決めたり発表したりしたことを取り消し、何もなかった状態に戻すこと。 | 住民から強い反対を受け、市は建設計画を白紙撤回した。 |
| 白砂青松 | はくしゃせいしょう | 白い砂浜と青々とした松林。日本の海岸に見られる美しい景観の形容。 | かつてこの海岸には、白砂青松の美しい風景が広がっていた。 |
| 拍手喝采 | はくしゅかっさい | 手をたたき、大きな声を上げて褒めたたえること。 | 演説が終わると、会場から拍手喝采が起こった。 |
| 博覧強記 | はくらんきょうき | 広く書物を読み、多くの事柄をよく知り、それをしっかり記憶していること。 | その教授は博覧強記で、質問すると関連する文献を次々と挙げて説明してくれた。 |
| 薄利多売 | はくりたばい | 一つの商品から得る利益を少なくし、その代わり大量に販売して全体として利益を得ること。 | 同社は薄利多売の戦略によって市場占有率を伸ばした。 |
| 馬耳東風 | ばじとうふう | 人の意見や忠告を聞き流し、少しも気に留めないこと。 | 何度注意しても馬耳東風で、同じミスを繰り返している。 |
| 破邪顕正 | はじゃけんしょう | 誤った考えや邪道を打ち破り、正しい道理を明らかにすること。 | 不正を明らかにするという破邪顕正の姿勢で、調査を進めた。 |
| 八十八夜 | はちじゅうはちや | 立春から数えて八十八日目にあたる雑節。農作業の目安とされてきた。 | 八十八夜を迎えるころ、茶畑では新茶の摘み取りが本格化する。 |
| 八面玲瓏 | はちめんれいろう | どの方面から見ても美しく明らかなこと。転じて、誰とでも円満かつ巧みに付き合えること。 | 彼は利害の異なる相手とも角を立てずに交渉をまとめる、八面玲瓏の人物だった。 |
| 八面六臂 | はちめんろっぴ | 一人で何人分もの働きをするほど、さまざまな方面で活躍すること。 | 創業期には社長が営業から経理まで八面六臂の活躍をした。 |
| 八紘一宇 | はっこういちう | 世界を一つの家のようにするという意味の語。第二次世界大戦期には、日本の海外進出・侵略を正当化する国家的スローガンとして用いられた。 | 近代日本史では、八紘一宇がどのような政治的文脈で用いられたかを理解することが重要である。 |
| 抜山蓋世 | ばつざんがいせい | 山を抜くほどの力と、世を覆うほどの気力があること。非常に力強く意気盛んなこと。 | 『史記』の項羽は、抜山蓋世の英雄を象徴する人物として知られている。 |
| 八方美人 | はっぽうびじん | 誰からも嫌われないよう、すべての人に愛想よく振る舞うこと。また、そのような人。 | 誰にでも調子を合わせていると、八方美人だと思われることもある。 |
| 波瀾万丈 | はらんばんじょう | 変化が激しく、劇的な出来事が次々と起こること。特に人生などについていう。 | 創業から現在まで、会社は波瀾万丈の歴史を歩んできた。 |
| 罵詈雑言 | ばりぞうごん | 相手を激しくののしる、さまざまな悪口。 | SNS上で罵詈雑言を浴びせる行為は、健全な議論とはいえない。 |
| 半官半民 | はんかんはんみん | 政府や自治体などの公的部門と民間が、共同で出資・運営すること。 | その事業は当初、国と民間企業が共同出資する半官半民の方式で始まった。 |
| 万古不易 | ばんこふえき | 永遠に変わらないこと。いつまでも変化しないこと。 | 社会の価値観は変化するため、どんな制度も万古不易とは限らない。 |
| 盤根錯節 | ばんこんさくせつ | 曲がりくねった根や入り組んだ節。転じて、事情が複雑に絡み合い、解決が難しいこと。 | 長年積み重なった利害関係が盤根錯節し、問題の解決を難しくしている。 |
| 万死一生 | ばんしいっしょう | ほとんど助かる見込みがないほど危険な状態。また、そのような状況からかろうじて命が助かること。「ばんしいっせい」とも読む。 | 遭難者は万死一生の状況から救助され、無事に家族のもとへ戻った。 |
| 半死半生 | はんしはんしょう | ほとんど死にかけているほど、非常に弱った状態。 | 遭難者は半死半生の状態だったが、救助隊によって無事に保護された。 |
| 半信半疑 | はんしんはんぎ | 半分は信じ、半分は疑っていること。完全には信用できない状態。 | あまりに好条件の話だったので、最初は半信半疑で説明を聞いていた。 |
| 万世一系 | ばんせいいっけい | 永久に同じ系統が続くこと。特に日本では、皇室の系統について用いられてきた語。 | 近代日本の国家観を学ぶ際には、万世一系という言葉がどのように位置づけられたかを確認する必要がある。 |
| 版籍奉還 | はんせきほうかん | 1869年、明治政府のもとで諸藩主が領地と領民を朝廷へ返上した政治改革。 | 版籍奉還の後も藩は残ったが、廃藩置県へ向かう重要な段階となった。 |
| 半知半解 | はんちはんかい | 知識や理解が中途半端で、十分には分かっていないこと。 | 専門用語を半知半解のまま使うと、かえって説明を誤る危険がある。 |
| 万物流転 | ばんぶつるてん | この世に存在するあらゆるものは、絶えず変化し続けるということ。 | 技術も社会制度も変化し続けるのを見ると、万物流転という言葉を実感する。 |
| 繁文縟礼 | はんぶんじょくれい | 規則や手続き、礼儀作法などが細かすぎて、煩わしいこと。 | 承認手続きが何重にも必要な繁文縟礼を改め、意思決定を速めた。 |
| 反面教師 | はんめんきょうし | 悪い例を見て、そこから自分がそうならないための教訓を得ること。また、そのような人物や事例。 | 過去の経営失敗を反面教師として、資金管理の仕組みを見直した。 |
ひ
| 四字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 被害妄想 | ひがいもうそう | 実際には根拠がないのに、自分が他人から害を受けている、または害を加えられると思い込むこと。 | 根拠もないのに同僚が自分を陥れようとしていると決めつけるのは、被害妄想的な考えになりかねない。 |
| 飛花落葉 | ひからくよう | 春には花が散り、秋には葉が落ちることから、人の世が移り変わり、無常であることのたとえ。 | 栄華を誇った一族が衰えていく物語には、飛花落葉の無常観が感じられる。 |
| 悲喜交交 | ひきこもごも | 悲しみと喜びが入り交じること。また、悲しみと喜びを代わる代わる味わうこと。 | 長年の事業を後継者へ譲る日を迎え、創業者は悲喜交交の思いだった。 |
| 美酒佳肴 | びしゅかこう | おいしい酒と、立派でおいしい料理。 | 祝賀会では各地の美酒佳肴が振る舞われた。 |
| 美辞麗句 | びじれいく | 美しく飾り立てた言葉や文章。内容が伴わない表面的な言葉についていうことも多い。 | 美辞麗句を並べるだけでなく、実行可能な計画を示すことが必要だ。 |
| 美人薄命 | びじんはくめい | 美しい人は不幸に遭いやすく、短命であることが多いという古くからの言い方。 | 古典文学には、美人薄命という観念を思わせる女性人物がしばしば登場する。 |
| 皮相浅薄 | ひそうせんぱく | 物事の表面だけを見て、考えや理解が浅いこと。 | 数字だけを見て原因を断定するのは、皮相浅薄な分析になりかねない。 |
| 人身御供 | ひとみごくう | 神などへの供え物として人間をささげること。転じて、他人の利益のために犠牲にされる人。 | 問題の責任を一人の社員だけに負わせ、人身御供にするような対応では根本的な解決にならない。 |
| 悲憤慷慨 | ひふんこうがい | 社会の不正や自分の不運などを悲しみ憤り、強く嘆くこと。 | 不正が長年放置されていた事実を知り、彼は悲憤慷慨した。 |
| 眉目秀麗 | びもくしゅうれい | 顔立ちが整っていて美しいこと。特に男性についていうことが多い。 | 若き日の肖像には、眉目秀麗な青年の姿が残されている。 |
| 百尺竿頭 | ひゃくせきかんとう | 百尺もある長い竿の先端。転じて、到達できる最高の境地や極点。「ひゃくしゃくかんとう」も正しい。 | 優勝後も満足せず、百尺竿頭一歩を進めるつもりで練習を続けた。 |
| 百折不挫 | ひゃくせつふざ | 何度困難に遭っても、くじけず耐え抜くこと。 | 度重なる失敗にも百折不挫の精神で挑戦を続け、ついに実用化へこぎ着けた。 |
| 百戦百勝 | ひゃくせんひゃくしょう | 戦えば必ず勝つこと。何度戦っても負けないこと。 | どれほど経験豊富な交渉人でも、百戦百勝というわけにはいかない。 |
| 百戦錬磨 | ひゃくせんれんま | 多くの実戦や経験を積み、十分に鍛えられていること。また、そのような人。 | 百戦錬磨の営業担当者だけに、難しい顧客との交渉でも落ち着いていた。 |
| 百人百様 | ひゃくにんひゃくよう | 人それぞれに考え方や好み、性格などが異なること。 | 働きやすい環境の条件は百人百様なので、制度にも一定の柔軟性が必要だ。 |
| 百八煩悩 | ひゃくはちぼんのう | 仏教で、人の心身を悩ませ迷わせる多くの煩悩を百八と数えたもの。煩悩のすべてを表す語。 | 大みそかに除夜の鐘を百八回つくのは、百八煩悩にちなむとされている。 |
| 百花斉放 | ひゃっかせいほう | 多くの花が一斉に咲くこと。転じて、文学・芸術・思想などが自由に盛んに行われること。 | 多様な表現が認められ、文化活動が百花斉放の様相を見せた。 |
| 百家争鳴 | ひゃっかそうめい | 多くの学者や立場の異なる人々が、それぞれ自由に意見を発表し議論すること。 | 新しい技術の規制をめぐって、専門家の間では百家争鳴の議論が続いている。 |
| 百花繚乱 | ひゃっかりょうらん | 多くの花が華やかに咲き乱れること。転じて、優れた人物や作品などが一時期に数多く現れること。 | 若い才能が次々と登場し、その業界は百花繚乱の時代を迎えている。 |
| 百鬼夜行 | ひゃっきやこう | 多くの妖怪が夜に列をなして歩くこと。転じて、怪しい者や悪人などが勝手に振る舞うこと。 | 統制を失った組織では不正が横行し、百鬼夜行のような状態になっていた。 |
| 百発百中 | ひゃっぱつひゃくちゅう | 放った矢や弾などがすべて命中すること。転じて、予想や計画などがすべて当たること。 | 将来予測が百発百中になることはないので、複数のシナリオを用意しておくべきだ。 |
| 表裏一体 | ひょうりいったい | 二つのものが表と裏のように密接な関係にあり、切り離せないこと。 | 利便性と安全性は、サービス設計において表裏一体の関係にある。 |
| 比翼連理 | ひよくれんり | 男女や夫婦の仲が非常に深く、むつまじいこと。 | 二人は長年にわたり互いを支え合い、比翼連理の夫婦として知られていた。 |
| 疲労困憊 | ひろうこんぱい | ひどく疲れ果て、力が尽きていること。 | 数日間に及ぶ復旧作業を終え、担当者たちは疲労困憊していた。 |
| 品行方正 | ひんこうほうせい | 日頃の行いや態度が正しく、きちんとしていること。 | 彼は学生時代から品行方正で、周囲から厚い信頼を得ていた。 |
ふ
| 四字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 富貴栄華 | ふうきえいが | 財産や地位に恵まれ、華やかに栄えること。 | 一族は一時、富貴栄華を極めたが、その繁栄は長くは続かなかった。 |
| 風光明媚 | ふうこうめいび | 自然の景色が清らかで美しく、眺めがよいこと。 | 湖と山々に囲まれたこの地域は、風光明媚な観光地として知られている。 |
| 風餐露宿 | ふうさんろしゅく | 風にさらされて食事をし、露にぬれながら野宿すること。旅の厳しい苦労のたとえ。 | 調査隊は風餐露宿を重ねながら、山岳地帯を進んだ。 |
| 風林火山 | ふうりんかざん | 軍勢の行動を、風のように速く、林のように静かに、火のように激しく、山のように動じないものとした言葉。 | 武田信玄の軍旗で知られる風林火山は、『孫子』に由来する。 |
| 武運長久 | ぶうんちょうきゅう | 武人の幸運が長く続くこと。戦地での無事や勝利を願う言葉。 | 出征する兵士の武運長久を願い、家族は神社で祈願した。 |
| 不易流行 | ふえきりゅうこう | 俳諧で、永遠に変わらない本質と、時代に応じて新しく変化し続けるものとは、根本では一つであるとする考え。 | 伝統を守りながら新しい表現も取り入れる姿勢は、不易流行に通じる。 |
| 不可抗力 | ふかこうりょく | 人の力では防いだり避けたりできないこと。 | 大規模な自然災害による運送の停止は、不可抗力として扱われる場合がある。 |
| 不可思議 | ふかしぎ | 人間の知恵では理解したり説明したりできないほど、不思議なこと。 | 宇宙には、現在の科学でも解明されていない不可思議な現象が数多くある。 |
| 不羈奔放 | ふきほんぽう | 何ものにも束縛されず、自分の思うまま自由に振る舞うこと。 | 彼の不羈奔放な作風は、従来の芸術の枠組みを大きく超えていた。 |
| 不朽不滅 | ふきゅうふめつ | いつまでも価値を失わず、滅びることがないこと。 | その作品は時代を超えて読み継がれる、不朽不滅の名作と評価されている。 |
| 複雑怪奇 | ふくざつかいき | 事情が複雑に入り組み、非常に分かりにくく不思議なこと。 | 関係者の証言が食い違い、事件は複雑怪奇な様相を呈した。 |
| 複雑多岐 | ふくざつたき | 物事が複雑で、多くの方面や分野に分かれていること。 | 国際取引に関する規則は複雑多岐にわたるため、専門家への確認が必要だ。 |
| 不倶戴天 | ふぐたいてん | 同じ天の下には一緒に生きていられないと思うほど、深い恨みや憎しみを持つこと。 | 両家は長年の争いによって、不倶戴天の敵同士となっていた。 |
| 福利厚生 | ふくりこうせい | 賃金以外に、企業などが従業員とその家族の生活や福祉のために設ける制度やサービス。 | 採用競争が激しくなる中、各社は福利厚生の充実にも力を入れている。 |
| 不言実行 | ふげんじっこう | あれこれ言わず、黙って実際の行動によって示すこと。 | 彼は目標を大声で語るより、不言実行で着実に成果を積み上げるタイプだ。 |
| 富国強兵 | ふこくきょうへい | 国を豊かにし、軍事力を強くすること。特に明治政府の主要政策を表す語として知られる。 | 明治政府は富国強兵を掲げ、産業育成と軍制改革を進めた。 |
| 無事息災 | ぶじそくさい | 病気や災難がなく、平穏で元気に暮らすこと。 | 家族の一年の無事息災を願って、初詣に出かけた。 |
| 不惜身命 | ふしゃくしんみょう | 自分の身や命さえ惜しまず、物事に尽くすこと。 | 彼は使命のためなら不惜身命の覚悟で臨むと語った。 |
| 不承不承 | ふしょうぶしょう | 気が進まないながら、仕方なく承知すること。 | 本人は不承不承ながらも、責任者を引き受けることになった。 |
| 夫唱婦随 | ふしょうふずい | 夫が言い出し、妻がそれに従うこと。転じて、夫婦がよく和合していること。伝統的な夫婦観を背景とする語。 | 古い文章では、理想の夫婦関係を夫唱婦随と表現することがある。 |
| 不即不離 | ふそくふり | 二つのものが、つきすぎることも離れすぎることもなく、適度な関係を保っていること。 | 本社と子会社は、不即不離の関係を保ちながら事業を進めている。 |
| 二股膏薬 | ふたまたごうやく | 一定の意見を持たず、都合によってあちら側にもこちら側にもつくこと。また、そのような人。 | 情勢によって支持する側を変える二股膏薬の態度では、周囲から信用されない。 |
| 物情騒然 | ぶつじょうそうぜん | 世の中の人々が不安や動揺を感じ、落ち着かない状態。 | 金融不安が広がり、市場は物情騒然とした雰囲気に包まれた。 |
| 不撓不屈 | ふとうふくつ | どのような困難に遭っても、くじけず立ち向かうこと。 | 何度失敗しても不撓不屈の精神で研究を続け、ついに成果を上げた。 |
| 不得要領 | ふとくようりょう | 話の要点がはっきりせず、何を言いたいのか分からないこと。 | 担当者の説明は不得要領で、結局何が問題なのか理解できなかった。 |
| 腐敗堕落 | ふはいだらく | 精神や組織などが健全さを失い、道徳的に悪い状態へ落ちること。 | 権力が長期間固定されることで、組織の腐敗堕落が進んだ。 |
| 不偏不党 | ふへんふとう | 特定の立場や政党などに偏らず、中立・公正な態度を取ること。 | 報道機関には、不偏不党を意識した公平な報道姿勢が求められる。 |
| 不眠不休 | ふみんふきゅう | 眠ることも休むこともなく、物事を続けること。 | 災害直後、救助隊は不眠不休に近い状態で活動を続けた。 |
| 不要不急 | ふようふきゅう | 必要ではなく、急いで行う必要もないこと。 | 大雪が予想されるため、不要不急の外出を控えるよう呼びかけられた。 |
| 不立文字 | ふりゅうもんじ | 禅宗で、悟りの本質は文字や言葉だけでは伝えられず、心から心へ直接伝えるものだとする考え。 | 禅宗の思想を理解するうえで、不立文字と以心伝心は重要な言葉である。 |
| 不労所得 | ふろうしょとく | 労働の直接的な対価ではなく、資産などから得られる所得。 | 家賃収入や一定の金融所得などは、不労所得と呼ばれることがある。 |
| 不老長寿 | ふろうちょうじゅ | いつまでも老いず、長く生きること。 | 古来、人々は不老長寿を願い、さまざまな薬や養生法を求めてきた。 |
| 不老不死 | ふろうふし | いつまでも老いることも死ぬこともないこと。 | 秦の始皇帝には、不老不死の薬を求めたという伝説が残されている。 |
| 付和雷同 | ふわらいどう | 自分自身の考えを持たず、他人の意見に安易に同調すること。 | 周囲の多数意見に付和雷同する前に、自分で根拠を確認することが大切だ。 |
| 文芸復興 | ぶんげいふっこう | 古典文化を見直し、文学や芸術などを復興させること。特にヨーロッパのルネサンスを指していう。 | ルネサンスは、日本語では文芸復興と呼ばれてきた。 |
| 粉骨砕身 | ふんこつさいしん | 骨を粉にし身を砕くほど、力の限り努力すること。 | 新社長は会社再建のため粉骨砕身すると社員に約束した。 |
| 粉飾決算 | ふんしょくけっさん | 会社の経営成績や財政状態を実際よりよく見せるため、決算内容を不正に操作すること。 | 架空の売上を計上したことが発覚し、粉飾決算として大きな問題になった。 |
| 焚書坑儒 | ふんしょこうじゅ | 中国の秦で、書物を焼き、儒者を弾圧したとされる出来事。転じて、思想や学問を力で抑圧すること。 | 秦の始皇帝の政治を語る際、焚書坑儒は象徴的な出来事として取り上げられる。 |
| 文人墨客 | ぶんじんぼっかく | 詩文や書画などを愛好し、創作する風流な人々。 | 風光明媚なこの土地には、古くから多くの文人墨客が訪れた。 |
| 文武両道 | ぶんぶりょうどう | 学問と武芸の両方に優れていること。現代では学業とスポーツの双方に励むことにもいう。 | 彼は学業でも全国大会でも成果を上げ、文武両道を実践している。 |
| 文明開化 | ぶんめいかいか | 文化や社会制度が近代化すること。特に明治初期、西洋の制度や文化が急速に取り入れられた動きをいう。 | 明治初期の文明開化によって、人々の生活や服装にも大きな変化が現れた。 |
| 奮励努力 | ふんれいどりょく | 気力を奮い起こし、目標に向かって懸命に努力すること。 | 全員が奮励努力した結果、予定より早くプロジェクトを完成できた。 |
へ
| 四字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 平穏無事 | へいおんぶじ | 特に変わった出来事や災難もなく、穏やかで平和なこと。 | 大きなトラブルもなく、今年度の事業を平穏無事に終えることができた。 |
| 平身低頭 | へいしんていとう | 身をかがめて頭を低く下げ、恐縮したり、ひたすら謝ったりすること。 | 納期の大幅な遅れについて、担当者は取引先に平身低頭して謝罪した。 |
| 弊帚千金 | へいそうせんきん | 自分のつまらない物でも非常に価値があると思うこと。転じて、自分のものを実際以上に高く評価すること。 | 長年育ててきた事業だけに、経営者が弊帚千金となって客観的な評価を失わないよう注意が必要だ。 |
| 平平凡凡 | へいへいぼんぼん | 特に優れたところや変わったところがなく、ごくありふれていること。 | 平平凡凡に見える日常の中にも、後から振り返れば大切な出来事が数多くある。 |
| 変幻自在 | へんげんじざい | 姿や形、方法などを思いのままに変化させること。 | 市場の状況に応じて戦略を変幻自在に組み替える柔軟性が求められる。 |
| 片言隻句 | へんげんせっく | ほんのわずかな言葉。ちょっとした一言。 | 発言の片言隻句だけを取り上げるのではなく、前後の文脈まで確認する必要がある。 |
| 片利共生 | へんりきょうせい | 二つの生物が共に生活し、一方だけが利益を得て、もう一方には利益も害もない関係。 | 樹木を生活場所として利用しながら、その樹木にはほとんど影響を与えない生物の関係は、片利共生の例となる。 |
| 鞭声粛粛 | べんせいしゅくしゅく | 敵に気づかれないよう、静かに軍勢を進めること。頼山陽が川中島の戦いを詠んだ漢詩に由来する。 | 上杉謙信の軍勢が夜陰に乗じて敵陣へ迫る様子は、「鞭声粛粛」の言葉で知られている。 |
ほ
| 四字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 暴飲暴食 | ぼういんぼうしょく | 度を越して大量に飲んだり食べたりすること。 | 忙しい時期だからといって暴飲暴食を続けると、体調を崩しかねない。 |
| 砲煙弾雨 | ほうえんだんう | 大砲の煙と雨のように飛んでくる弾丸。激しい戦闘の様子。 | 兵士たちは砲煙弾雨の中を進み、ようやく陣地へたどり着いた。 |
| 忘恩負義 | ぼうおんふぎ | 受けた恩を忘れ、人として守るべき道義に背くこと。 | 長年支援してくれた相手を利益だけで切り捨てれば、忘恩負義との批判を受けても仕方がない。 |
| 放歌高吟 | ほうかこうぎん | 周囲を気にせず、大声で歌ったり詩を吟じたりすること。 | 宴が進むと、客の中には放歌高吟する者も現れた。 |
| 判官贔屓 | ほうがんびいき | 不遇な立場や弱い側に同情し、特にひいきすること。源義経への同情に由来する言葉。 | 強豪よりも苦戦する挑戦者を応援したくなるのは、判官贔屓の心理かもしれない。 |
| 暴虐非道 | ぼうぎゃくひどう | 人を苦しめる残酷な行為を平然と行い、人の道に著しく外れていること。 | 民衆に対する暴虐非道な支配は、やがて大きな反乱を招いた。 |
| 傍若無人 | ぼうじゃくぶじん | まるで周囲に人がいないかのように、勝手気ままに振る舞うこと。 | 会議中に他人の発言を遮り続ける傍若無人な態度は改めるべきだ。 |
| 茫然自失 | ぼうぜんじしつ | 思いがけない出来事に驚き、我を忘れてぼんやりしてしまうこと。 | 長年続けてきた事業の突然の中止を知らされ、担当者は茫然自失となった。 |
| 放蕩無頼 | ほうとうぶらい | 酒や遊びなどにふけり、生活が乱れ、品行が悪いこと。 | 若い頃は放蕩無頼の生活を送っていたが、結婚を機に生活を改めた。 |
| 豊年満作 | ほうねんまんさく | 農作物が十分に実り、豊かな収穫を得ること。 | 今年は天候にも恵まれ、村では豊年満作を祝う祭りが開かれた。 |
| 抱腹絶倒 | ほうふくぜっとう | 腹を抱えてひっくり返るほど、大笑いすること。 | 彼の失敗談があまりにも面白く、会場は抱腹絶倒となった。 |
| 泡沫夢幻 | ほうまつむげん | 水の泡や夢、幻のように、人生や物事がはかなく消えやすいこと。 | 一時の栄華も長い歴史から見れば、泡沫夢幻にすぎないのかもしれない。 |
| 本家本元 | ほんけほんもと | 最も大もととなる家や人。また、ある物事の起源・中心・代表となるもの。 | この地域はその料理の本家本元とされ、今でも多くの老舗が営業している。 |
| 亡羊補牢 | ぼうようほろう | 羊を失ってから囲いを修理することから、失敗した後でもすぐに改めれば、手遅れではないということ。 | 情報流出の後、会社は亡羊補牢の教えにならい、認証体制を全面的に見直した。 |
| 本末転倒 | ほんまつてんとう | 大切な根本と、そうでない末の部分を取り違えること。 | 報告書を美しく整えることに時間をかけ、肝心の調査がおろそかになるのは本末転倒だ。 |