峯村部材店主

南方紀伝 手書き写本 第4冊――応永の乱から応永34年の巻末まで


このページは、『南方紀伝』手書き写本第4冊の応永4年から応永34年までの本文、応永の乱・上杉禅秀の乱・応永の外寇、赤松氏記事と巻末朱印をまとめた案内です。

物理的な冊:手書き写本全4冊のうち最終の第4冊です。公開用PDFとページ別画像は全35ページで、このうち判読作業ではpart-2~part-12の11分割・合計33ページを対象としました。

本文は応永34年(1427年)の赤松満祐上洛記事で終わります。明治期活字本はその後も続くため、この終点を活字本全5巻の終点と混同しません。


手書き写本 第4冊案内

基本情報

  • 物理的位置:全4冊の第4冊・最終冊
  • 公開用PDF・ページ別画像:全35ページ
  • 作業範囲:part-2~part-12
  • 分割数・対象ページ:11分割・33ページ
  • 主な年代:応永4年(1397年)~応永34年(1427年)
  • 主要資料:編年本文、外交・災害・合戦記事、赤松氏記事、巻末大型朱印二顆
判読作業上の区分を見る

part-2~part-5:応永4年から16年。応永の乱、対明外交、日本国王号批評、義満死去。

part-6~part-7:応永17年から22年。鎌倉府、称光天皇即位、北畠満雅の乱。

part-8~part-9:応永22年から24年。上杉禅秀の乱前半・後半。

part-10~part-12:応永24年から34年。応永の外寇、関東争乱、義量死去、赤松氏記事、巻末朱印。

part番号は判読作業上の便宜的な区分であり、写本本来の章題や巻番号ではありません。

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手書き写本 第4冊の画像・全ページPDF

本欄には、国立公文書館所蔵『南方紀伝4』(請求番号140-0217、冊次0004)の公開画像を、元PDFのページ順に掲載しています。

画像はウェブ閲覧用にWebP形式へ変換しています。史料の文字・書き込み・汚損等を補ったり削除したりする加工は行っていません。研究・引用では国立公文書館デジタルアーカイブの原画像もあわせて確認してください。

第4冊の公開用PDFとページ別画像は全35ページです。ページ番号は元PDFの通し番号で、表紙・裏表紙・白紙等を含みます。判読作業上のpart番号や写本本来の丁付とは別の番号です。

PDF第1~10ページ

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PDF第11~20ページ

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PDF第21~30ページ

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PDF第31~35ページ

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本文の範囲と主な内容

第4冊は応永4年(1397年)から始まり、応永の乱、足利義満の対明外交、鎌倉府の代替わり、北畠満雅の乱、上杉禅秀の乱、応永の外寇、京都と鎌倉の対立へ進みます。

応永34年(1427年)の洪水、赤松満祐・持貞の対立、持貞自害、満祐上洛の記事で本文が終わります。

  • 大内義弘の応永の乱と堺焼失
  • 義満の対明外交と「日本国王」号への批評
  • 鎌倉公方持氏の継承と称光天皇即位
  • 北畠満雅の乱と白米の計略
  • 上杉禅秀の乱、持氏逃亡・帰還
  • 応永の外寇、災害・飢饉・火山記事
  • 義量の死、京都・鎌倉関係、赤松氏の内紛

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冊固有の資料

第4冊は、確認した手書き写本本文の最終冊です。応永34年の記事の後に大型朱印二顆があり、写本の終点と伝来を考えるうえで重要です。

  • 応永4年から始まる明確な冊頭
  • 「日本国王」号への長い批評記事
  • 白米城伝承・災異・呪詛・火山記事
  • 応永34年の赤松満祐上洛記事
  • 巻末大型朱印二顆

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明治期活字本との関係

明治期活字本は第4冊の終点で終わらず、正長元年以後、さらに長禄2年まで続きます。写本は活字本本文の途中に相当する応永34年で終了します。

赤松満祐の上洛月は、写本では十二月、活字本では十一月となる明確な異同候補があります。これを一方へ統一せず、両本文を保持します。

  • 第4冊終点と活字本の継続を区別する
  • 活字本巻五を後世の付録・補遺・増補と断定しない
  • 鎌倉府記事の年代配置や禅秀の乱の日付を史実に合わせて改変しない
  • 写本にのみある朱印を独立した伝来資料として扱う

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公開本文との関係

本サイトの公開本文では、第4冊を巻四の主要な写本基盤として用いています。応永34年より後の巻五は、手書き写本4冊に直接対応する本文が確認されていません。

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判読・校訂上の注意

第4冊は人名・地名・官職が密集し、鎌倉府関係の記事では年次配置や主語に疑問が残る箇所があります。怪異・呪詛・火山・白米城などの記事は、史料が伝える内容と歴史上確定した事実を区別して示します。

  • 災異・伝承記事をそのまま史実として断定しない
  • 写本と活字本の日付差を明示する
  • 活字本による補読箇所を写本原字と区別する
  • 巻末朱印の印文・印主・所蔵史は未確定とする

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