「か・き・く・け・こ」から始まる四字熟語を、五十音順にまとめています。
小学校・中学校の基礎的な四字熟語から、高校3年生程度までに覚えておきたい四字熟語を中心に、読み方・意味・例文を掲載しています。社会人の語彙の確認や学び直しにも活用してください。
か
| 四字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 開口一番 | かいこういちばん | 話し始めるとすぐに。口を開いて最初に。 | 部長は会議室に入ると、開口一番「まず原因を確認しよう」と言った。 |
| 外交辞令 | がいこうじれい | 相手との関係を円滑にするために使う、儀礼的で社交上の言葉。 | 「ぜひまたご一緒しましょう」という言葉が、単なる外交辞令なのかどうかは分からない。 |
| 海市蜃楼 | かいししんろう | 蜃気楼のこと。転じて、実体がなく、実現しそうにないもののたとえ。 | 財源も人員も確保しないまま描いた壮大な計画では、海市蜃楼に終わりかねない。 |
| 鎧袖一触 | がいしゅういっしょく | 相手をきわめて簡単に打ち負かすこと。 | 圧倒的な技術力を持つ企業が参入し、従来の競合各社を鎧袖一触の勢いで追い抜いた。 |
| 外柔内剛 | がいじゅうないごう | 外見や態度は穏やかだが、内面には強い意志を持っていること。 | 彼女は物腰こそ柔らかいが、重要な方針では決して妥協しない外柔内剛の人だ。 |
| 下意上達 | かいじょうたつ | 下の立場にいる人の意見や事情が、上の立場の人によく伝わること。 | 現場の声を経営陣まで届ける下意上達の仕組みを整える必要がある。 |
| 街談巷説 | がいだんこうせつ | 世間で語られている、根拠のはっきりしないうわさや評判。 | 街談巷説に惑わされず、一次資料を確認してから判断すべきだ。 |
| 偕老同穴 | かいろうどうけつ | 夫婦がともに老い、死後も同じ墓に葬られること。夫婦が末永く仲よく暮らすこと。 | 結婚式では、二人の末永い幸せを願って偕老同穴という言葉が紹介された。 |
| 下学上達 | かがくじょうたつ | 身近で基本的なことから学び始め、やがて高度な道理や学問に到達すること。 | 専門分野を身につけるにも、基礎から積み上げる下学上達の姿勢が大切だ。 |
| 呵呵大笑 | かかたいしょう | 大きな声を上げて豪快に笑うこと。 | 昔の失敗談を聞いた社長は、怒るどころか呵呵大笑した。 |
| 各人各様 | かくじんかくよう | 人それぞれに考え方や好み、やり方などが異なること。 | 働きやすい環境の条件は各人各様なので、一つの制度ですべてを解決するのは難しい。 |
| 過剰防衛 | かじょうぼうえい | 身を守るために必要な程度を超えて相手に害を与えること。 | 正当防衛が認められる場合でも、反撃の程度によっては過剰防衛と判断されることがある。 |
| 臥薪嘗胆 | がしんしょうたん | 目的を達成するために、長い間苦労や屈辱に耐えて努力すること。 | 前回の敗北を忘れず、チームは臥薪嘗胆の思いで技術の改善を続けた。 |
| 佳人薄命 | かじんはくめい | 美しい人は不幸な境遇に遭ったり、短命であったりすることが多いという、古くからの言い方。 | 古典文学には、佳人薄命という考え方を思わせる女性人物がしばしば登場する。 |
| 雅俗折衷 | がぞくせっちゅう | 上品で格調の高いものと、日常的で大衆的なものとをほどよく取り合わせること。 | 格調ある文章に親しみやすい表現を取り入れた、雅俗折衷の文体が特徴的だ。 |
| 画蛇添足 | がだてんそく | 必要のないものを付け加えたために、かえって全体を損なうこと。 | 説明を分かりやすくしようとして情報を詰め込みすぎれば、画蛇添足になりかねない。 |
| 花鳥風月 | かちょうふうげつ | 花・鳥・風・月などの自然の美しい風物。また、それらを楽しむ風雅な心。 | 忙しい毎日でも、季節の花や月を眺めて花鳥風月を楽しむ余裕は持ちたい。 |
| 隔靴掻痒 | かっかそうよう | 靴の上からかゆい所をかくように、核心に届かず、もどかしいこと。 | 改善策は出されたものの根本原因には触れておらず、隔靴掻痒の感が残った。 |
| 確固不抜 | かっこふばつ | 意志や信念がしっかりしていて、何があっても揺るがないこと。 | 周囲の反対があっても、彼は安全を最優先するという確固不抜の方針を貫いた。 |
| 合従連衡 | がっしょうれんこう | 中国戦国時代の外交政策に由来し、状況や利害に応じて他の勢力と結んだり離れたりすること。 | 業界再編が進む中、各企業は合従連衡を繰り返して競争力の強化を図っている。 |
| 我田引水 | がでんいんすい | 自分に都合がよいように物事を考えたり、取り計らったりすること。 | 自社に有利な数字だけを取り上げる説明では、我田引水との批判を受けても仕方がない。 |
| 寡頭政治 | かとうせいじ | 少数の有力者や特定の集団が政治権力を独占する政治形態。 | 権力が少数の人物に集中すると、民主制を掲げていても実質的には寡頭政治となる場合がある。 |
| 禍福倚伏 | かふくいふく | 災いの中には幸福のもとがあり、幸福の中には災いのもとが潜んでいるということ。 | 大きな失敗が新しい事業を生むきっかけになることもあり、禍福倚伏とはよく言ったものだ。 |
| 寡聞少見 | かぶんしょうけん | 知識や見聞が狭く少ないこと。自分の知識不足をへりくだっていう場合にも使う。 | 私の寡聞少見かもしれないが、そのような事例はこれまで聞いたことがない。 |
| 画竜点睛 | がりょうてんせい | 最後に重要な部分を加えることによって、物事を完全に仕上げること。 | 結論に具体的な数値目標を加えれば、この企画書の画竜点睛となるだろう。 |
| 臥竜鳳雛 | がりょうほうすう | 世間にはまだ広く知られていないが、将来大人物になる可能性を持つ優れた人材。 | 若手研究者の中には、まだ無名ながら臥竜鳳雛と呼ぶにふさわしい人材がいる。 |
| 寡廉鮮恥 | かれんせんち | 心に節操や廉潔さがなく、恥を知らないこと。 | 公共の利益を顧みず私腹を肥やすような行為は、寡廉鮮恥と言わざるを得ない。 |
| 苛斂誅求 | かれんちゅうきゅう | 税金や金品などを厳しく取り立て、人々を苦しめること。 | 歴史上、苛斂誅求によって民衆の不満が高まり、反乱につながった例は少なくない。 |
| 夏炉冬扇 | かろとうせん | 夏の火鉢と冬の扇のように、時期外れで役に立たないもののたとえ。 | 市場の変化を無視して作られた商品では、発売時には夏炉冬扇になってしまう恐れがある。 |
| 閑雲野鶴 | かんうんやかく | 空に浮かぶ雲や野に遊ぶ鶴のように、世俗に縛られず悠々と暮らすこと。また、そのような人。 | 長年勤めた会社を退職した後は、閑雲野鶴の生活を楽しみたいと彼は話している。 |
| 感慨無量 | かんがいむりょう | 胸に深く感じるものがあり、その思いを言葉では言い尽くせないこと。 | 創業から三十年を迎えた社屋を眺め、社長は感慨無量の面持ちだった。 |
| 侃侃諤諤 | かんかんがくがく | 遠慮せず正しいと思うことを率直に述べ、盛んに議論すること。 | 新しい事業方針をめぐって、役員会では侃侃諤諤の議論が交わされた。 |
| 緩急自在 | かんきゅうじざい | 状況に応じて速度や調子を速めたり緩めたり、自由に変化させること。 | 優れた講演者は、話す速度や間を緩急自在に操って聴衆を引きつける。 |
| 甘言蜜語 | かんげんみつご | 相手の気を引くための、甘く聞こえのよい言葉。 | 甘言蜜語だけで契約を急がせる相手には、特に慎重に対応した方がよい。 |
| 頑固一徹 | がんこいってつ | 自分の考えや態度を強く守り、容易には変えないこと。 | 祖父は頑固一徹な職人だったが、品質については決して妥協しなかった。 |
| 眼光炯炯 | がんこうけいけい | 目が鋭く光り、強い精神力や観察力を感じさせる様子。 | 面接官は眼光炯炯として応募者の説明を聞いていた。 |
| 眼高手低 | がんこうしゅてい | 理想や評価する目は高いのに、それを実現する能力や技術が十分でないこと。 | 他人の仕事を厳しく批評するだけで自分では成果を出せないのでは、眼高手低と言われかねない。 |
| 換骨奪胎 | かんこつだったい | 既存の作品や考え方を踏まえながら、表現や構成を変えて新しいものに作り直すこと。 | この小説は古典の筋立てを換骨奪胎し、現代社会を舞台とする作品に仕立て直している。 |
| 冠婚葬祭 | かんこんそうさい | 成人・結婚・葬儀・祖先の祭祀など、人生や家族に関わる重要な儀礼の総称。 | 社会人になると、冠婚葬祭に参加する機会が増え、基本的な礼儀を知る必要が出てくる。 |
| 勧善懲悪 | かんぜんちょうあく | 善い行いを勧め、悪い行いを懲らしめること。また、善人が報われ悪人が罰せられる物語の型。 | 昔話には、善人が最後に報われる勧善懲悪の構図を持つものが多い。 |
| 完全無欠 | かんぜんむけつ | 欠点や不足がまったくなく、完全であること。 | どれほど入念に準備しても完全無欠な計画を作ることは難しい。 |
| 官尊民卑 | かんそんみんぴ | 官吏や行政を尊び、一般の民間人や民間の活動を低く見る考え方や風潮。 | 近代日本の社会を考える際には、官尊民卑の風潮が指摘されることがある。 |
| 艱難辛苦 | かんなんしんく | 非常な困難に遭い、苦しみ悩むこと。また、さまざまな苦労。 | 数々の艱難辛苦を乗り越え、会社はようやく安定した経営基盤を築いた。 |
| 頑迷固陋 | がんめいころう | 頑固で見識が狭く、古い考えに固執して正しい判断ができないこと。 | 過去の慣例だけを絶対視する頑迷固陋な姿勢では、急速な環境変化に対応できない。 |
| 閑話休題 | かんわきゅうだい | それまでの余談を打ち切り、本題に戻るときに使う言葉。 | 閑話休題、ここからは今回の調査結果について説明しよう。 |
き
| 四字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 気宇壮大 | きうそうだい | 心意気や考え、構想などが非常に大きく立派であること。 | 彼が発表した世界規模の事業構想は、実現には課題が多いものの気宇壮大な内容だった。 |
| 気炎万丈 | きえんばんじょう | 意気込みが非常に盛んで、威勢のよいこと。 | 新事業の成功を受け、若手社員たちは気炎万丈の勢いで次の企画を語っていた。 |
| 機会均等 | きかいきんとう | 人によって不当に差をつけず、同じように機会を与えること。 | 採用や昇進では、すべての候補者に機会均等が保障されることが重要だ。 |
| 奇怪千万 | きかいせんばん | 非常に不思議で怪しく、理解しがたいこと。 | 説明の内容が二転三転しており、事情を知らない側から見れば奇怪千万な話だった。 |
| 危機一髪 | ききいっぱつ | 髪の毛一本ほどのわずかな差で、重大な危険に陥りそうな状態。 | 誤送信に気づいて送信を取り消し、危機一髪で機密情報の流出を防いだ。 |
| 危急存亡 | ききゅうそんぼう | 危険が差し迫り、存続するか滅びるかという重大な瀬戸際。 | 主力事業の急激な悪化によって、会社は危急存亡の局面を迎えた。 |
| 奇奇怪怪 | ききかいかい | 常識では理解できないほど、不思議で怪しいこと。 | 調査を進めるほど新たな事実が現れ、事件は奇奇怪怪な様相を呈した。 |
| 鬼哭啾啾 | きこくしゅうしゅう | 鬼や亡霊が恨めしげに泣く声が聞こえるような、もの悲しく不気味な様子。 | 戦乱によって荒廃した町を描いた場面には、鬼哭啾啾たる雰囲気が漂っている。 |
| 奇策妙計 | きさくみょうけい | 普通では思いつかない奇抜で優れた策略や計画。 | 窮地を脱する奇策妙計を求めるより、まず問題の原因を正確に分析するべきだ。 |
| 起死回生 | きしかいせい | 絶望的な状態にあるものを、再び立ち直らせること。 | 新商品の大ヒットが、赤字事業にとって起死回生の一手となった。 |
| 旗幟鮮明 | きしせんめい | 自分の立場や主張、方針をはっきり示すこと。 | 経営陣は環境問題について旗幟鮮明にし、脱炭素への投資を拡大すると発表した。 |
| 起承転結 | きしょうてんけつ | 文章や物語などを、始まり・展開・変化・結末の四段階で構成すること。 | 説明資料も起承転結を意識して構成すると、読み手が内容を理解しやすくなる。 |
| 喜色満面 | きしょくまんめん | 喜びの表情が顔いっぱいに現れている様子。 | 大型契約の成立を知らされた担当者は、喜色満面で会議室を出てきた。 |
| 疑心暗鬼 | ぎしんあんき | 一度疑い始めると、何でもないことまで不安になったり怪しく感じたりすること。 | 社内で根拠のない噂が広まり、社員の間に疑心暗鬼が生じた。 |
| 規制緩和 | きせいかんわ | 法律や制度による規制を弱めたり、撤廃したりすること。 | 規制緩和によって新規企業が市場へ参入しやすくなった。 |
| 既成事実 | きせいじじつ | すでに成立しており、容易には変更できない事実や状態。 | 正式な承認を得る前に計画を進め、既成事実を作るようなやり方は望ましくない。 |
| 奇想天外 | きそうてんがい | 普通では思いつかないほど、発想が奇抜で意表を突いていること。 | 一見すると奇想天外な提案だったが、詳しく検討すると十分な実現可能性があった。 |
| 気息奄奄 | きそくえんえん | 息も絶え絶えで、今にも死にそうな様子。転じて、物事が衰えて存続も危うい状態。 | 長年の赤字によって、その事業は気息奄奄の状態に追い込まれていた。 |
| 機知機略 | きちきりゃく | その場に応じて働く知恵と、巧みな策略。 | 不測の事態にも機知機略を働かせ、交渉を有利な方向へ導いた。 |
| 機知縦横 | きちじゅうおう | その場に応じた鋭い知恵や才気を、自由自在に発揮すること。 | 記者からの難しい質問にも機知縦横に答える姿が印象的だった。 |
| 喜怒哀楽 | きどあいらく | 喜び・怒り・悲しみ・楽しみという、人間のさまざまな感情。 | 管理職には、自分の喜怒哀楽に左右されず冷静に判断する姿勢が求められる。 |
| 鬼面仏心 | きめんぶっしん | 外見は厳しく恐ろしく見えても、心の中は慈悲深く優しいこと。 | 部長は厳しいことで有名だが、困っている部下には必ず手を差し伸べる鬼面仏心の人だ。 |
| 脚下照顧 | きゃっかしょうこ | 自分の足元をよく見ること。転じて、他人を批判する前に自分自身を振り返ること。 | 他部署の問題を指摘する前に、まず自部署について脚下照顧する必要がある。 |
| 牛飲馬食 | ぎゅういんばしょく | 牛が水を飲み、馬が物を食べるように、大量に飲食すること。 | 健康診断の前日に牛飲馬食をしていては、生活習慣の改善にはならない。 |
| 九死一生 | きゅうしいっしょう | ほとんど助からないほど危険な状態から、かろうじて命を取り留めること。 | 大事故に巻き込まれたものの、九死一生を得て無事に生還した。 |
| 救世済民 | きゅうせいさいみん | 世の中を救い、人々の苦しみを取り除くこと。 | 救世済民を理想に掲げ、医療や福祉に生涯をささげた人物もいる。 |
| 旧態依然 | きゅうたいいぜん | 昔の状態ややり方のままで、少しも進歩や変化がないこと。 | 業界全体が大きく変化しているのに、社内制度だけは旧態依然としている。 |
| 急転直下 | きゅうてんちょっか | 物事の情勢が急に変化し、一気に解決や決着へ向かうこと。 | 数か月続いた交渉は、トップ同士の会談によって急転直下、合意に至った。 |
| 急流勇退 | きゅうりゅうゆうたい | 地位や名声が最高潮にあるうちに、思い切って職を退くこと。 | 業績が過去最高となった年に社長が退任したため、急流勇退と評された。 |
| 恐悦至極 | きょうえつしごく | この上なく喜ばしく、ありがたく思うこと。非常に改まった表現。 | このような名誉ある賞を頂戴し、恐悦至極に存じます。 |
| 鏡花水月 | きょうかすいげつ | 鏡に映る花や水に映る月のように、目には見えても手に取れないもの。また、言葉では表しきれない奥深い趣。 | この作品には、説明だけでは捉えきれない鏡花水月の趣がある。 |
| 狂喜乱舞 | きょうきらんぶ | 思わず踊り出すほど、非常に喜ぶこと。 | 長年目指していた国際大会への出場が決まり、関係者は狂喜乱舞した。 |
| 拱手傍観 | きょうしゅぼうかん | 手をこまねいて、何もせずにそばで見ていること。 | 問題が拡大しているのに拱手傍観していては、管理者としての責任を果たしたことにはならない。 |
| 共存共栄 | きょうそんきょうえい | 互いに共存し、ともに繁栄すること。 | 企業と地域社会が共存共栄できる事業モデルを築くことが重要だ。 |
| 驚天動地 | きょうてんどうち | 天を驚かし地を動かすほど、世間を非常に驚かせること。 | 業界最大手二社の突然の合併は、驚天動地のニュースとして報じられた。 |
| 強権発動 | きょうけんはつどう | 強い権力や権限を用いて、物事を強制的に実行すること。 | 対話を尽くさず強権発動に頼れば、組織内の反発を強める可能性がある。 |
| 強迫観念 | きょうはくかんねん | 自分の意思では振り払おうとしても、繰り返し心に浮かんで離れない考え。 | 「絶対に失敗してはいけない」という強迫観念にとらわれると、かえって冷静な判断が難しくなることがある。 |
| 器用貧乏 | きようびんぼう | 何事もある程度うまくできるため、かえって一つの分野で大成しにくいこと。また、そのような人。 | 何でも任せられる一方で専門分野が定まらず、本人は器用貧乏だと感じていた。 |
| 興味索然 | きょうみさくぜん | 興味や面白みがなくなり、つまらなく感じること。 | 結論が最初から分かってしまう説明では、聞き手も次第に興味索然となる。 |
| 興味津々 | きょうみしんしん | 興味が次々と湧き出て、非常に関心が深い様子。 | 社員たちは新しく導入される制度について興味津々で説明を聞いていた。 |
| 興味本位 | きょうみほんい | 物事の本質よりも、面白さや好奇心だけを重視すること。 | 個人の不祥事を興味本位で取り上げるのではなく、背景にある制度上の問題も検証すべきだ。 |
| 虚虚実実 | きょきょじつじつ | 互いに策略を巡らし、相手の隙を狙いながら巧みに渡り合うこと。 | 市場シェアをめぐって、競合各社が虚虚実実の駆け引きを続けている。 |
| 曲学阿世 | きょくがくあせい | 学問上の真理を曲げ、権力者や世間に迎合して気に入られようとすること。 | 研究者が都合のよい結論だけを示して権力に迎合するなら、曲学阿世との批判を免れない。 |
| 玉石混交 | ぎょくせきこんこう | 優れたものと劣ったもの、価値のあるものとないものが入り交じっていること。 | インターネット上の情報は玉石混交なので、情報源を確認する習慣が必要だ。 |
| 挙国一致 | きょこくいっち | 国全体が一つの目的に向かって心を合わせること。 | 国家規模の危機に際して、政府は挙国一致の対応を呼びかけた。 |
| 虚実皮膜 | きょじつひにく | 真実と虚構との境目が、薄い膜一枚ほどのところにあるという考え。特に芸術や文学についていう。「きょじつひまく」も正しい。 | 優れた歴史小説には、事実と創作が巧みに交わる虚実皮膜の面白さがある。 |
| 虚心坦懐 | きょしんたんかい | 心にわだかまりを持たず、先入観なく素直で落ち着いた気持ちで物事に向き合うこと。 | 過去の経緯はいったん脇に置き、虚心坦懐に相手の提案を検討したい。 |
| 毀誉褒貶 | きよほうへん | 褒めることとけなすこと。さまざまな評判や評価。 | 大胆な改革を進めた経営者だけに、その評価は毀誉褒貶が激しい。 |
| 機略縦横 | きりゃくじゅうおう | 状況に応じて巧みな策略を自由自在に巡らせること。 | 機略縦横の交渉によって、不利だった条件を大きく改善した。 |
| 岐路亡羊 | きろぼうよう | 道が分かれすぎて羊を見失うことから、方法や選択肢が多すぎて本来の目的を見失うこと。 | 情報を集めすぎて判断できなくなるのは、岐路亡羊に陥っているともいえる。 |
| 議論百出 | ぎろんひゃくしゅつ | さまざまな意見や議論が次々と出ること。 | 新しい人事制度をめぐって、社内では議論百出の状態となった。 |
| 議論沸騰 | ぎろんふっとう | 議論が盛んになり、多くの意見が激しく交わされること。 | 新工場の建設候補地をめぐって、役員会では議論沸騰となった。 |
| 錦衣玉食 | きんいぎょくしょく | 美しい衣服を着て、ぜいたくな食事をすること。非常に豊かな生活のたとえ。 | 成功して錦衣玉食の生活を送るようになっても、彼は質素な習慣を変えなかった。 |
| 金科玉条 | きんかぎょくじょう | 非常に大切で、絶対に守るべき規則や基準。転じて、絶対的なよりどころとするもの。 | 過去の成功法則を金科玉条として守るだけでは、変化する市場には対応できない。 |
| 欣喜雀躍 | きんきじゃくやく | 小鳥が飛び跳ねるように、非常に喜ぶこと。 | 長年取り組んできた研究が評価され、チーム全員が欣喜雀躍した。 |
| 謹厳実直 | きんげんじっちょく | 慎み深く厳格で、まじめで正直なこと。また、そのような人柄。 | 彼は謹厳実直な人物として知られ、重要な監査業務を任されている。 |
| 勤倹力行 | きんけんりっこう | よく働き、無駄遣いをせず、何事にも努力して取り組むこと。 | 創業者は勤倹力行を信条とし、わずかな資本から会社を育て上げた。 |
| 緊褌一番 | きんこんいちばん | ふんどしを締め直す意から、気持ちを引き締め、覚悟を決めて物事に取り組むこと。 | 最終交渉を明日に控え、チームは緊褌一番、資料の確認をやり直した。 |
| 金枝玉葉 | きんしぎょくよう | 天皇や皇族など、非常に高貴な家柄の人。また、貴人の子孫。 | 古典作品では、金枝玉葉の身でありながら数奇な運命をたどる人物も描かれている。 |
| 金城鉄壁 | きんじょうてっぺき | 金属の城と鉄の壁のように、守りが非常に堅固であること。 | 多重のセキュリティー対策によって、社内ネットワークは金城鉄壁の守りを固めている。 |
| 近親憎悪 | きんしんぞうお | 身近で似た立場や性質を持つ者同士が、かえって強く反発したり憎み合ったりすること。 | 同じ市場を争う系列企業同士だからこそ、近親憎悪に似た激しい競争が生まれることもある。 |
く
| 四字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 空前絶後 | くうぜんぜつご | 過去にも例がなく、今後も同じようなことはないと思われるほど、非常に珍しいこと。 | その製品は発売初年度に空前絶後の売上を記録し、業界の勢力図を大きく変えた。 |
| 偶像崇拝 | ぐうぞうすうはい | 神仏などをかたどった像を神聖なものとして崇拝すること。転じて、特定の人物や物を絶対視して崇拝すること。 | 著名な経営者であっても偶像崇拝するのではなく、その判断を客観的に検証する姿勢が必要だ。 |
| 空即是色 | くうそくぜしき | 仏教語で、すべてのものには固定した実体がないという「空」が、そのまま現実の存在や現象であるということ。 | 「色即是空」と「空即是色」は、『般若心経』を理解するうえで重要な言葉である。 |
| 空中楼閣 | くうちゅうろうかく | 空中に建てた楼閣のように、根拠や現実性がなく、実現する見込みのない考えや計画。 | 資金や人員の裏付けがなければ、どれほど壮大な事業計画も空中楼閣にすぎない。 |
| 空理空論 | くうりくうろん | 実際の役に立たない、現実とかけ離れた理論や議論。 | 現場の状況を確認せずに理想論だけを語っても、空理空論に終わってしまう。 |
| 苦学力行 | くがくりっこう | 苦労しながら学問に励み、努力を重ねること。 | 彼は働きながら大学へ通う苦学力行の末、念願の資格を取得した。 |
| 愚公移山 | ぐこういざん | 根気よく努力を続ければ、どれほど困難なことでも最後には成し遂げられるというたとえ。 | 当初は不可能と思われた改革だったが、愚公移山の精神で改善を積み重ね、十年かけて実現した。 |
| 苦口婆心 | くこうばしん | 相手のためを思い、親切心から繰り返し忠告したり諭したりすること。 | 上司は若手社員に、確認を怠らないよう苦口婆心して注意を続けた。 |
| 苦心惨憺 | くしんさんたん | 心を砕いて工夫しながら、非常な苦労を重ねること。 | 担当者は苦心惨憺の末、複雑な利害関係を調整して契約締結にこぎ着けた。 |
| 愚者一得 | ぐしゃのいっとく | 愚かな人であっても、時には有益な考えを出すことがあるということ。 | 愚者一得ということもあるので、役職や経験にかかわらず幅広く意見を聞くべきだ。 |
| 苦節十年 | くせつじゅうねん | 長い間、苦労に耐えながら信念や目的を守り、努力を続けること。 | 苦節十年、研究チームはついに新技術の実用化に成功した。 |
| 求不得苦 | ぐふとくく | 仏教でいう八苦の一つ。求めているものが思いどおりに得られないことによって生じる苦しみ。 | 人は望むものをすべて手に入れられるわけではなく、仏教ではその苦しみを求不得苦という。 |
| 九分九厘 | くぶくりん | ほとんど全部。ほぼ確実であること。 | 最終審査まで問題なく進んでいるので、契約成立は九分九厘間違いないだろう。 |
| 愚問愚答 | ぐもんぐとう | 愚かな質問に対して、愚かな答えをすること。また、内容に乏しい問答。 | 前提条件を整理しないまま議論を始めると、愚問愚答に終わりかねない。 |
| 君子豹変 | くんしひょうへん | 本来は、立派な人物は自分の誤りを知れば、すぐにはっきり改めるということ。現在では、態度や方針を急に変えることにもいう。 | 市場環境が大きく変わると、社長は君子豹変して従来の拡大路線を見直した。 |
| 群集心理 | ぐんしゅうしんり | 大勢の人が集まったとき、個人としての判断よりも周囲の感情や行動に影響されやすくなる心理。 | SNS上で同じ意見が急速に広がる現象を考える際にも、群集心理への理解は重要である。 |
| 群雄割拠 | ぐんゆうかっきょ | 多くの有力者が各地に勢力を張り、互いに対立して争うこと。転じて、多くの実力者や企業が競い合う状態。 | 新しい市場には有力企業が次々と参入し、群雄割拠の様相を呈している。 |
け
| 四字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 軽挙妄動 | けいきょもうどう | よく考えず、軽はずみな行動をすること。 | 情報が十分に集まっていない段階で軽挙妄動するのではなく、まず事実関係を確認すべきだ。 |
| 経世済民 | けいせいさいみん | 世の中を治め、人々の暮らしを救うこと。政治や経済の本来の目的を表す言葉。 | 経済政策は単なる数字の改善ではなく、経世済民という観点から評価する必要がある。 |
| 軽諾寡信 | けいだくかしん | 安易に約束する人は、その約束を守ることが少ないということ。 | 何でもすぐに引き受ける軽諾寡信の態度では、かえって周囲からの信用を失いかねない。 |
| 軽佻浮薄 | けいちょうふはく | 言動が軽はずみで、考えが浅く、落ち着きがないこと。 | 重要な会見の場で軽佻浮薄な態度を取れば、組織全体の信頼にも影響する。 |
| 敬天愛人 | けいてんあいじん | 天を敬い、人を愛すること。道理を尊び、他人を思いやる生き方。 | 西郷隆盛が重んじた敬天愛人の精神は、現代の組織運営にも通じるものがある。 |
| 軽薄短小 | けいはくたんしょう | 製品などが軽く、薄く、短く、小さいこと。特に産業や製品の小型化・軽量化を表す言葉。 | 電子機器の発展によって、製品の軽薄短小化が急速に進んだ。 |
| 軽妙洒脱 | けいみょうしゃだつ | 話や文章などが軽やかでしゃれており、俗っぽさがなく洗練されていること。 | 彼の文章は軽妙洒脱で、難しいテーマでも最後まで楽しく読める。 |
| 鶏鳴狗盗 | けいめいくとう | つまらないと思われる技能でも、場合によっては役に立つこと。また、そのような小人物。 | 一見すると取るに足らない技能でも、鶏鳴狗盗の故事のように思わぬ場面で役立つことがある。 |
| 月下氷人 | げっかひょうじん | 男女の縁を取り持つ人。仲人や媒酌人のこと。 | 二人を引き合わせた恩師は、結果的に月下氷人の役割を果たした。 |
| 結跏趺坐 | けっかふざ | 両足を反対側の太ももの上に置いて座る、仏教の代表的な座法。 | 仏像の中には、結跏趺坐した姿で表されているものが多い。 |
| 狷介孤高 | けんかいここう | 自分の信念を固く守り、他人と容易に妥協せず、世間から距離を置くこと。 | その研究者は狷介孤高な人物だったが、学問上の信念を曲げることはなかった。 |
| 減価償却 | げんかしょうきゃく | 建物や機械などの固定資産の取得費用を、その使用期間に分けて費用として計上する会計処理。 | 新しい製造設備を購入したため、今期から減価償却費が増加する。 |
| 牽強付会 | けんきょうふかい | 道理に合わないことを、自分に都合のよいように無理に結び付けて説明すること。 | 一部の数字だけを取り出して成功の証拠だとするのは、牽強付会の議論になりかねない。 |
| 喧喧囂囂 | けんけんごうごう | 多くの人が口々に意見を述べ、やかましく騒ぎ立てる様子。 | 制度改正の発表後、社内では賛否をめぐって喧喧囂囂の議論が続いた。 |
| 拳拳服膺 | けんけんふくよう | 教えや言葉を常に心に留め、忘れず大切に守ること。 | 新入社員の頃に教わった「顧客との約束を守る」という言葉を、今も拳拳服膺している。 |
| 言行一致 | げんこういっち | 言っていることと、実際の行動が一致していること。 | 環境保護を掲げるのであれば、自社でも省エネルギーを実践する言行一致の姿勢が必要だ。 |
| 乾坤一擲 | けんこんいってき | 運命をかけて、のるかそるかの大勝負をすること。 | 経営陣は会社の将来を懸け、乾坤一擲の大型投資に踏み切った。 |
| 減収減益 | げんしゅうげんえき | 売上高などの収入が減り、同時に利益も減少すること。 | 原材料価格の上昇と販売不振が重なり、今期は減収減益となった。 |
| 現状維持 | げんじょういじ | 現在の状態を変えず、そのまま保つこと。 | 市場が急速に変化している状況では、現状維持そのものが後退につながる場合もある。 |
| 現状打破 | げんじょうだは | 現在の行き詰まった状態や好ましくない状況を打ち破り、変化させること。 | 業績低迷から抜け出すためには、現状打破につながる大胆な改革が必要だ。 |
| 言笑自若 | げんしょうじじゃく | 大変な状況でも、普段と変わらず落ち着いて話したり笑ったりしている様子。 | 突然のトラブルが発生しても、責任者は言笑自若として対応していた。 |
| 厳正中立 | げんせいちゅうりつ | どちらの側にも偏らず、厳格かつ公正な立場を守ること。 | 調査委員には、利害関係に左右されない厳正中立な判断が求められる。 |
| 現世利益 | げんぜりやく | 仏教などで、信仰によってこの世で得られる具体的な利益や幸福。 | 古くから人々は、無病息災や商売繁盛などの現世利益を神仏に願ってきた。 |
| 捲土重来 | けんどちょうらい | 一度敗れたり失敗したりした者が、勢力を立て直して再び挑戦すること。「けんどじゅうらい」も正しい。 | 前回の事業では撤退を余儀なくされたが、三年後に捲土重来を期して再参入した。 |
| 堅忍不抜 | けんにんふばつ | どのような困難にも耐え、意志を変えずに貫くこと。 | 長期にわたる研究開発を成功させるには、堅忍不抜の精神が必要だ。 |
| 言文一致 | げんぶんいっち | 話し言葉と書き言葉を近づけ、話すような言葉で文章を書くこと。また、そのような文章表現。 | 明治時代の文学では、言文一致の広がりが近代的な文章表現の成立に大きな役割を果たした。 |
| 権謀術数 | けんぼうじゅっすう | 相手をだましたり陥れたりするために、さまざまな策略を巡らすこと。 | 権謀術数ばかりを用いる政治手法では、長期的な信頼関係を築くことは難しい。 |
| 絢爛豪華 | けんらんごうか | 非常に華やかで美しく、ぜいたくで立派なこと。 | 宮殿の内部には金色の装飾が施され、絢爛豪華な空間が広がっている。 |
| 堅牢堅固 | けんろうけんご | 非常に丈夫で、簡単には壊れたり崩れたりしないこと。 | 重要な設備を保護するため、堅牢堅固な構造の施設が建設された。 |
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| 四字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 行雲流水 | こううんりゅうすい | 空を流れる雲や水のように、物事に執着せず自然の成り行きに従うこと。 | 予定外の変化にも固執せず、行雲流水の姿勢で対応することも時には必要だ。 |
| 効果覿面 | こうかてきめん | 効果がすぐにはっきりと現れること。 | 作業手順を見直したところ、残業時間が大幅に減り、効果覿面だった。 |
| 光彩陸離 | こうさいりくり | 光が美しくきらめき、まばゆいほど輝いている様子。 | 修復された天井画は光彩陸離として、訪れる人々の目を引いている。 |
| 公私混同 | こうしこんどう | 公的なことと私的なことを、区別せず一緒に扱うこと。 | 会社の経費を私的な飲食に使うことは、公私混同にほかならない。 |
| 公序良俗 | こうじょりょうぞく | 社会の公共的な秩序と、一般に認められている健全な道徳や習慣。 | 契約の内容であっても、公序良俗に反するものは認められない場合がある。 |
| 黄塵万丈 | こうじんばんじょう | 黄色い土ぼこりが空高くまで激しく舞い上がること。 | 乾燥した大地を車列が進むと、後方には黄塵万丈の光景が広がった。 |
| 広大無辺 | こうだいむへん | 広く大きく、果てがないほどであること。 | 宇宙の広大無辺さを考えると、人間の知識がいかに限られているかを感じる。 |
| 荒唐無稽 | こうとうむけい | 話や考えに根拠がなく、でたらめで現実離れしていること。 | 十分な根拠もなく売上が十倍になるという予測は、荒唐無稽と言われても仕方がない。 |
| 好評嘖嘖 | こうひょうさくさく | 多くの人から盛んに褒められ、非常に評判がよいこと。 | 新しいサービスは使いやすいと利用者から好評嘖嘖である。 |
| 光風霽月 | こうふうせいげつ | 雨上がりの澄んだ風と月のように、心がさっぱりとしてわだかまりのないこと。また、そのような人格。 | 彼は立場の違う相手にも分け隔てなく接する、光風霽月の人柄で知られていた。 |
| 公平無私 | こうへいむし | 個人的な感情や利益に左右されず、公平であること。 | 人事評価を任される以上、公平無私な判断を心掛けなければならない。 |
| 光芒一閃 | こうぼういっせん | 光が一瞬鋭くきらめくこと。転じて、才能や考えが一瞬鮮やかに現れること。 | 長い議論の中で出された一言が光芒一閃となり、解決への道筋が見えた。 |
| 公明正大 | こうめいせいだい | 公平で隠し事がなく、正しく堂々としていること。 | 入札や採用の手続きには、公明正大な運用が求められる。 |
| 甲論乙駁 | こうろんおつばく | 一方が意見を述べれば他方が反論するなど、議論が盛んに交わされること。 | 新制度をめぐって甲論乙駁が続き、結論が出るまでに時間を要した。 |
| 高論卓説 | こうろんたくせつ | 水準が高く、優れた意見や議論。 | 専門家から高論卓説を聞くだけでなく、現場で実行できる方法へ落とし込む必要がある。 |
| 豪華絢爛 | ごうかけんらん | 非常に華やかで美しく、ぜいたくで立派なこと。 | ホテルの大広間は豪華絢爛な装飾で来賓を迎えた。 |
| 傲岸不遜 | ごうがんふそん | おごり高ぶり、人を見下して謙虚さがないこと。 | 実績があるからといって傲岸不遜な態度を取れば、周囲の信頼を失う。 |
| 厚顔無恥 | こうがんむち | 厚かましく、恥ずべきことをしても平然としていること。 | 自分の失敗を他人の責任にし続ける態度は、厚顔無恥と言わざるを得ない。 |
| 剛毅果断 | ごうきかだん | 意志が強く、思い切って物事を決断すること。 | 危機に際して、経営者は剛毅果断に不採算事業からの撤退を決めた。 |
| 綱紀粛正 | こうきしゅくせい | 組織内の規律や秩序を正し、引き締めること。 | 相次ぐ不祥事を受け、会社は綱紀粛正を徹底する方針を打ち出した。 |
| 好機到来 | こうきとうらい | 物事を行うのに絶好の機会が訪れること。 | 海外需要が急増し、同社にとっては好機到来となった。 |
| 剛毅木訥 | ごうきぼくとつ | 意志が強く、飾り気がなく、口数が少ないこと。また、そのような人柄。 | 彼は剛毅木訥な技術者で、派手な発言はしないが仕事には絶対に妥協しない。 |
| 巧言令色 | こうげんれいしょく | 言葉巧みに取り入り、表情を取り繕って人にこびへつらうこと。 | 巧言令色だけで信頼を得ようとしても、行動が伴わなければ長続きしない。 |
| 高山流水 | こうざんりゅうすい | 優れた音楽のたとえ。また、自分の心や才能を本当に理解してくれる親しい友人のたとえ。 | 自分の研究を深く理解してくれる友人との関係を、高山流水になぞらえて語った。 |
| 豪放磊落 | ごうほうらいらく | 度量が大きく、小さなことにこだわらないこと。また、そのような性格。 | 社長は豪放磊落な人物で、部下の小さな失敗をいつまでも責めることはなかった。 |
| 傲慢不遜 | ごうまんふそん | おごり高ぶり、他人を軽んじて謙虚さがないこと。 | 顧客に対する傲慢不遜な態度が問題となり、会社は対応の見直しを迫られた。 |
| 傲慢無礼 | ごうまんぶれい | おごり高ぶり、礼儀を欠いていること。 | 相手の話を聞こうともしない傲慢無礼な態度では、交渉はまとまらない。 |
| 呉越同舟 | ごえつどうしゅう | 仲の悪い者同士が同じ場所に居合わせたり、共通の困難に対して協力したりすること。 | 普段は競争している企業同士も、業界全体の危機には呉越同舟で対応した。 |
| 古往今来 | こおうこんらい | 昔から現在まで。古今を通じて。 | 古往今来、人は新しい技術の登場によって生活のあり方を変えてきた。 |
| 極悪非道 | ごくあくひどう | この上なく悪く、人としての道に著しく外れていること。 | 弱者を意図的にだまして財産を奪う極悪非道な犯罪が摘発された。 |
| 国士無双 | こくしむそう | 国内に並ぶ者がいないほど、非常に優れた人物。 | その武将は軍略と統率力に秀でた国士無双の人物として評価された。 |
| 極楽往生 | ごくらくおうじょう | 死後、仏教でいう極楽浄土に生まれ変わること。 | 人々は故人の極楽往生を願って、静かに手を合わせた。 |
| 極楽浄土 | ごくらくじょうど | 仏教で、阿弥陀仏がいるとされる苦しみのない理想の世界。 | 平安時代以降、極楽浄土への往生を願う信仰が広く人々の間に広まった。 |
| 孤軍奮闘 | こぐんふんとう | 助けてくれる人がほとんどいない中で、一人または少人数で懸命に努力すること。 | 担当者一人が孤軍奮闘するのではなく、組織全体で支援する体制が必要だ。 |
| 五穀豊穣 | ごこくほうじょう | 米や麦などの穀物が豊かに実ること。 | 秋祭りでは、その年の五穀豊穣に感謝する行事が行われた。 |
| 古今東西 | ここんとうざい | 昔から今まで、また東西あらゆる場所。いつの時代、どの地域にもわたること。 | 家族や友情は、古今東西の文学で繰り返し描かれてきたテーマである。 |
| 古今無双 | ここんむそう | 昔から現在まで、並ぶものがないほど優れていること。 | その剣豪は古今無双の達人として後世まで語り継がれた。 |
| 虎視眈眈 | こしたんたん | 虎が獲物を狙うように、機会を逃さないようじっと様子をうかがうこと。 | 競合各社は成長市場への参入機会を虎視眈眈と狙っている。 |
| 五十歩百歩 | ごじっぽひゃっぽ | 少しの違いはあっても、本質的には大差がないこと。似たり寄ったりであること。 | 三日遅れた人が五日遅れた人だけを責めても、五十歩百歩と言わざるを得ない。 |
| 後生大事 | ごしょうだいじ | 本来は来世の安楽を大切に願うこと。転じて、物を非常に大切にすること。 | 祖父は若い頃に買った腕時計を、今でも後生大事に保管している。 |
| 孤城落日 | こじょうらくじつ | 援助する者もなく孤立し、勢力が衰えていく状態のたとえ。 | かつて業界を代表した企業も支援者を失い、孤城落日の感があった。 |
| 古色蒼然 | こしょくそうぜん | 長い年月を経た古びた趣や風格が感じられる様子。 | 古色蒼然とした木造の建物から、地域の長い歴史が感じられる。 |
| 故事来歴 | こじらいれき | 昔から伝わる物事の由来や、それまでの経緯。 | 地域の祭りの故事来歴を調べると、数百年前の出来事に行き着いた。 |
| 五臓六腑 | ごぞうろっぷ | 人間の内臓全体を表す言葉。転じて、体の奥深くまでという意味にも使う。 | 寒い日に飲んだ温かい汁物が、五臓六腑に染み渡った。 |
| 五体投地 | ごたいとうち | 両手・両膝・額を地につけて行う、非常に丁重な礼拝の方法。 | 巡礼者たちは寺院の前で五体投地をしながら祈りをささげた。 |
| 誇大妄想 | こだいもうそう | 自分の能力や地位などを、実際より著しく大きなものだと思い込むこと。 | 小説では、自分には世界を動かす力があると信じる人物の誇大妄想が描かれている。 |
| 孤注一擲 | こちゅういってき | 持っているもののすべてを、一度の勝負に賭けること。 | 会社の全資金を一つの新事業に投入するような孤注一擲の経営は危険性が高い。 |
| 克己復礼 | こっきふくれい | 自分の欲望や感情に打ち勝ち、社会の礼儀や規範に従うこと。 | 孔子は克己復礼を説き、自分を律して礼に従うことの重要性を示した。 |
| 刻苦勉励 | こっくべんれい | 苦労に耐えながら、一生懸命に学問や仕事に励むこと。 | 彼は働きながら刻苦勉励し、数年かけて難関資格を取得した。 |
| 固定観念 | こていかんねん | 頭の中に強く染みつき、簡単には変えられなくなった考え方。 | 「この仕事は若手には任せられない」という固定観念を捨てる必要がある。 |
| 小春日和 | こはるびより | 晩秋から初冬のころの、春のように暖かく穏やかな晴天。 | 十一月とは思えない小春日和となり、昼休みには多くの人が公園を歩いていた。 |
| 五風十雨 | ごふうじゅうう | 適度に風が吹き雨が降る、農作物に適した順調な気候。転じて、世の中が平穏であること。 | 五風十雨に恵まれ、その年は豊作となった。 |
| 鼓腹撃壌 | こふくげきじょう | 善い政治のもとで、人々が平和で満ち足りた生活を楽しむこと。 | 人々が政治を意識せず安心して暮らせる社会は、鼓腹撃壌の理想に近いともいえる。 |
| 鼓舞激励 | こぶげきれい | 人を励まして気持ちを奮い立たせること。 | 苦戦するチームを立て直すため、責任者はメンバーを鼓舞激励した。 |
| 五分五分 | ごぶごぶ | 双方の力や可能性などがほぼ同じで、優劣をつけにくいこと。 | 両社の提案にはそれぞれ長所があり、現段階での評価は五分五分だ。 |
| 孤立無援 | こりつむえん | 周囲から孤立し、助けてくれる人がまったくいない状態。 | 社内の支持をすべて失った責任者は、孤立無援の状態に陥った。 |
| 五里霧中 | ごりむちゅう | 状況が分からず、どう進めればよいか見当もつかないこと。 | 引き継ぎ資料が残されておらず、担当になった当初は五里霧中だった。 |
| 五倫五常 | ごりんごじょう | 儒教で説かれる、人間関係で守るべき五つの道徳関係と、仁・義・礼・智・信という五つの徳目。 | 東アジアの伝統的な倫理思想を理解するうえで、五倫五常は重要な概念である。 |
| 困苦欠乏 | こんくけつぼう | 苦しい状況に置かれ、生活に必要な物まで不足すること。 | 戦後の困苦欠乏の中から、多くの企業や産業が再出発した。 |
| 欣求浄土 | ごんぐじょうど | 仏教で、極楽浄土に生まれ変わることを心から願い求めること。 | 「厭離穢土・欣求浄土」という考えは、日本の中世仏教を理解するうえでも重要である。 |
| 言語道断 | ごんごどうだん | 本来は、言葉では言い表せないこと。現在では、あまりにひどく話にならないこと。 | 安全記録を意図的に改ざんするなど、言語道断の行為である。 |
| 懇切丁寧 | こんせつていねい | 非常に親切で、細かなところまで行き届いていること。 | 担当者が懇切丁寧に説明してくれたため、初めての手続きでも迷わず進められた。 |
| 渾然一体 | こんぜんいったい | 複数のものが溶け合い、区別できないほど一つにまとまっていること。 | 歴史的な建物と現代的な設備が渾然一体となり、独特の空間を作り出している。 |