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漢字3字で構成される言葉のうち、漢字の組み合わせだけでは意味を推測しにくく、一般教養として覚えておきたい三字熟語200語を五十音順にまとめています。
「韋駄天」「半可通」「好好爺」のように、字面を見ただけでは意味を判断しにくい言葉を中心に、社会人の学び直しにも役立つ語を選びました。
それぞれの三字熟語について、読み方・意味・例文を掲載しています。故事・歴史・仏教などに由来する言葉は、意味を理解し覚えやすくするため、由来も簡潔に補足しています。
また、「役不足」「破天荒」のように、本来の意味とは異なる使われ方をしやすい言葉についても、正しい意味が分かるよう説明しています。
五十音から三字熟語を探す
あ|い|う|え|お
か|き|く|け|こ
さ|し|す|せ|そ
た|ち|つ|て|と
な|に|ぬ|ね|の
は|ひ|ふ|へ|ほ
ま|み|む|め|も
や|ゆ|よ
ら|り|る|れ|ろ
あ
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 青写真 | あおじゃしん | 将来についてのおおよその計画や構想。もとは設計図などに使われた青焼きの複写を指す。 | 新事業については、海外展開まで含めた青写真がすでに描かれている。 |
| 青二才 | あおにさい | 年が若く、経験の乏しい未熟な男性を軽んじていう語。 | 年齢だけを理由に若手社員を青二才と決めつけるべきではない。 |
| 阿修羅 | あしゅら | 仏教で、争いや戦いを好むとされる存在。転じて、激しく争う姿などのたとえにも使われる。 | 戦場を描いたその小説には、人々が阿修羅のように戦う凄惨な場面がある。 |
| 姉御肌 | あねごはだ | 気性がさっぱりしていて面倒見がよく、周囲から頼られる女性の気質。 | 彼女は姉御肌で、困っている後輩を見るといつも相談に乗っている。 |
| 天邪鬼 | あまのじゃく | わざと人の意見に逆らったり、素直になれなかったりする人。また、そのような性質。 | 賛成しているのに反対意見ばかり口にするところは、少し天邪鬼だ。 |
| 荒療治 | あらりょうじ | 通常よりも激しい治療。転じて、問題を解決するために思い切った強硬な方法を取ること。 | 赤字部門を一気に再編するという荒療治によって、会社は経営を立て直した。 |
| 暗暗裏 | あんあんり | 人に知られないように、ひそかに物事が行われること。多く「暗暗裏に」の形で使う。 | 両社の提携交渉は、正式発表まで暗暗裏に進められていた。 |
い
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 意気地 | いくじ | 物事をやり遂げようとする気力や意地。特に「意気地がない」などの形でも使う。 | 周囲に反対されても最後まで計画をやり抜く意気地を見せた。 |
| 意固地 | いこじ | 自分の考えに固執し、かたくなに意地を張ること。 | 意固地になって反対するのではなく、まず相手の説明を聞いた方がよい。 |
| 偉丈夫 | いじょうふ | 体格が立派で、たくましく堂々とした男性。 | その武将は、見る者を圧倒する堂々たる偉丈夫だったと伝えられている。 |
| 十六夜 | いざよい | 陰暦16日の夜。また、その夜の月。特に中秋の名月の翌夜の月をいうことが多い。 | 十五夜の翌晩、雲の切れ間から十六夜の月が姿を現した。 |
| 居丈高 | いたけだか | 相手を見下すように、威圧的で高圧的な態度を取ること。 | 店員に居丈高な態度で要求を押しつける客の姿が問題になった。 |
| 韋駄天 | いだてん | 非常に足の速い人。もとは仏法を守護する神の名に由来する。 | 彼は韋駄天のような速さで追走する選手たちを引き離した。 |
| 一見識 | いちけんしき | その人独自の、ひとかどの立派な見識や考え。 | その研究者は地域振興について一見識を持っている。 |
| 一里塚 | いちりづか | もとは街道に一里ごとに設けられた塚。転じて、大きな目標へ向かう途中の節目や通過点。 | 今回の受賞は最終目標ではなく、世界進出へ向けた一里塚にすぎない。 |
| 一目散 | いちもくさん | わき目も振らず、一気に走ったり急いで進んだりすること。 | 突然雨が降り出したので、駅まで一目散に駆けていった。 |
| 一家言 | いっかげん | その人独自の、ひとかどの意見や主張。 | 彼は人材育成について一家言を持っており、会議でも積極的に意見を述べる。 |
| 一隻眼 | いっせきがん | 物事の本質や価値を見抜く、独特ですぐれた眼識。 | その編集者には、まだ無名だった作家の才能を見抜く一隻眼があった。 |
| 一張羅 | いっちょうら | 持っている衣服の中で最もよいもの。また、ほかに替えのない一着だけの衣服。 | 式典には、一張羅のスーツを着て出席した。 |
| 一辺倒 | いっぺんとう | 一つの方向や考えだけに偏り、それ以外を顧みないこと。 | 値下げ一辺倒の販売戦略では、長期的なブランド価値を維持するのは難しい。 |
| 一本気 | いっぽんぎ | 純粋で一途に一つのことを思い込み、曲がったことを嫌う気質。 | 彼は一本気な性格で、不正を見て見ぬふりすることができない。 |
| 居留守 | いるす | 家などにいるにもかかわらず、不在であるように装うこと。 | セールスの訪問だと思い、つい居留守を使ってしまった。 |
| 色眼鏡 | いろめがね | 先入観や偏見にとらわれた見方のたとえ。多く「色眼鏡で見る」の形で使う。 | 出身校や肩書だけで相手を色眼鏡で見るべきではない。 |
う
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 有頂天 | うちょうてん | 喜びのあまり我を忘れるほど舞い上がること。もとは仏教で、三界の最上部を指す語。 | 大きな契約が決まったからといって有頂天にならず、最後まで確認を続けよう。 |
| 内弁慶 | うちべんけい | 家の中では威張っているのに、外では意気地がなくおとなしい人。 | 家では強気なのに人前では何も言えず、子どもの頃は内弁慶だった。 |
| 産土神 | うぶすながみ | 人が生まれた土地を守護すると考えられた神。日本古来の地域信仰に関わる語。 | 昔は、生まれ育った土地の産土神を一生の守護神として信仰する考え方があった。 |
え
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 絵空事 | えそらごと | 現実にはありそうもない話や、実現性の乏しい考え・計画。 | 具体的な予算や人員計画がなければ、その構想は絵空事で終わってしまう。 |
| 閻魔帳 | えんまちょう | もとは閻魔大王が人の生前の善悪を記録するとされる帳面。転じて、教師などが成績や行状を記録する帳面を俗にいう。 | 先生が閻魔帳を開くと、生徒たちは急に静かになった。 |
お
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 往生際 | おうじょうぎわ | もとは死を迎えるとき。転じて、諦めるべきときの態度や身の処し方。 | 証拠がそろっているのに言い逃れを続けるのは、往生際が悪い。 |
| 大御所 | おおごしょ | もとは高い地位を退いた人物などへの呼称。転じて、ある分野で長い実績と大きな権威を持つ人物。 | その映画には、日本を代表する大御所俳優が出演している。 |
| 十八番 | おはこ | その人が最も得意とする芸や技、得意分野。歌舞伎十八番にちなむ語。 | 宴会でこの歌を披露するのが、彼の十八番だ。 |
か
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 影武者 | かげむしゃ | もとは敵を欺くため、大将などと同じ姿をさせた身代わりの武者。転じて、陰で本人を助けたり、実際に物事を動かしたりする人物。 | 表向きは社長が交渉を進めていたが、実際には顧問が影武者となって関係者をまとめていた。 |
| 風見鶏 | かざみどり | もとは鶏の形をした風向計。転じて、周囲の情勢に応じて都合のよい側へ立場を変える人。 | 情勢が変わるたびに主張を変えていては、風見鶏だと批判されても仕方がない。 |
| 空念仏 | からねんぶつ | もとは心を込めず、口先だけで唱える念仏。転じて、実行を伴わない口先だけの主張や約束。 | 働き方を改善すると宣言しても、具体策がなければ空念仏に終わってしまう。 |
| 皮算用 | かわざんよう | まだ実現していない利益や成果を当てにして、先回りして計算や計画をすること。「取らぬ狸の皮算用」に由来する。 | 契約も決まっていないうちから利益の皮算用をするのは早すぎる。 |
| 閑古鳥 | かんこどり | カッコウの別名。寂しげな鳴き声から、「閑古鳥が鳴く」の形で、店などに客が来ず寂れている様子を表す。 | 開店当初は賑わっていたが、最近は平日になると閑古鳥が鳴いている。 |
| 感無量 | かんむりょう | 感慨が非常に深く、言葉では表せないほど胸がいっぱいになること。「感慨無量」を縮めた語。 | 創業から三十年を迎え、当時を知る社長は感無量の面持ちだった。 |
き
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 奇天烈 | きてれつ | 非常に風変わりで、奇妙なこと。 | 最初は奇天烈な発想だと思われたが、試作品を作ると意外な実用性があることが分かった。 |
| 橋頭堡 | きょうとうほ | もとは軍隊が川を渡った先などに確保する前進拠点。転じて、事業や活動を拡大するための足がかりとなる拠点。 | 同社はシンガポール支店を、東南アジア市場へ進出する橋頭堡と位置づけている。 |
| 綺羅星 | きらぼし | きらきらと輝く多くの星。転じて、著名人や優れた人物などが数多く並ぶ様子を表す。 | 記念式典には、各界を代表する人物が綺羅星のごとく顔をそろえた。 |
| 麒麟児 | きりんじ | 才能や技芸が特に優れ、将来を期待される若者。中国でめでたい霊獣とされた麒麟の子にたとえた語。 | 十代で国際大会を制した彼は、スポーツ界の麒麟児として注目を集めた。 |
| 金字塔 | きんじとう | もとは「金」の字の形に見えるピラミッド。転じて、後世まで残る非常に優れた業績。 | この研究は感染症対策の歴史に大きな金字塔を打ち立てた。 |
く
今回の収録基準に該当する、「く」から始まる三字熟語はありません。
け
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 外連味 | けれんみ | はったりを利かせたり、奇をてらったりするようなところ。演劇・映画などの派手な演出についても使う。 | 外連味たっぷりの演出で、観客を最後まで飽きさせない映画だった。 |
| 健啖家 | けんたんか | 食欲が旺盛で、よく食べる人。 | 祖父は八十歳を過ぎても健啖家で、毎朝しっかり食事を取っている。 |
| 下剋上 | げこくじょう | 身分や地位の低い者が上位の者を倒し、権力を奪うこと。転じて、格下の者が格上の相手に勝つこと。「下克上」とも書く。 | 無名の新人が優勝候補を破り、大会では大きな下剋上が起きた。 |
| 下手物 | げてもの | もとは粗雑で安価な品物。転じて、一般的ではない風変わりなものや、普通の人が敬遠するようなもの。 | 彼は有名な骨董品よりも、少し風変わりな下手物を好んで集めている。 |
| 下馬評 | げばひょう | 世間で交わされるうわさや評判。特に、結果が出る前の予想や前評判について使うことが多い。 | 下馬評では前年度の優勝チームが圧倒的に有利と見られていた。 |
こ
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 紅一点 | こういってん | 多くのものの中で、ただ一つ異彩を放つもの。特に、多くの男性の中に一人だけいる女性をいうことが多い。 | 男性ばかりの登壇者の中で、彼女が紅一点だった。 |
| 好好爺 | こうこうや | 性格が穏やかで、人がよく親しみやすい老人。 | 普段は好好爺として近所の人に親しまれているが、若い頃は厳格な経営者だったという。 |
| 好事家 | こうずか | 物好きな人。また、珍しいものや風流なものを好む人。 | この江戸時代の古地図は、好事家の間で高く評価されている。 |
| 金輪際 | こんりんざい | もとは仏教で大地の最下底を指す語。現在は主に打ち消しの表現を伴い、「絶対に」「断じて」の意味で使う。 | こんな不正には金輪際関わらないと決めた。 |
| 御破算 | ごはさん | もとは、そろばんの珠を払って計算前の状態へ戻すこと。転じて、それまでの経緯や計画を白紙に戻すこと。 | 合意直前まで進んでいた交渉は、条件の変更によって御破算になった。 |
さ
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 歳時記 | さいじき | 一年の行事や季節の風物などをまとめた書物。特に俳句では、季語を季節ごとに分類して解説した書物をいう。 | 俳句を作るときは、歳時記を開いて季語の意味や使われる季節を確認している。 |
| 匙加減 | さじかげん | もとは薬などを匙で量るときの加減。転じて、物事を扱う際の程度や調整のしかた。 | 制度をどこまで厳格に運用するかは、現場責任者の匙加減に任されている部分もある。 |
| 殺風景 | さっぷうけい | 景色や場所などに趣や潤いがなく、味気ないこと。また、言動などに面白みや風情がないこと。 | 壁も机も灰色ばかりで、以前の会議室は少し殺風景だった。 |
| 茶飯事 | さはんじ | 茶を飲み飯を食べるように、ごくありふれた日常的なこと。「日常茶飯事」ともいう。 | 小さな仕様変更なら、この業界では茶飯事だ。 |
| 猿芝居 | さるしばい | 見え透いた、ごまかしのための芝居やたくらみ。また、未熟で下手な芝居。 | 責任逃れのために用意された説明は、関係者には猿芝居としか映らなかった。 |
| 三枚目 | さんまいめ | もとは歌舞伎で道化役を指した語。転じて、ひょうきんな言動で人を笑わせる人物。 | 普段は真面目な部長だが、宴会では進んで三枚目を演じて場を盛り上げる。 |
し
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 試金石 | しきんせき | もとは金などの純度を調べるための石。転じて、人の能力や物事の真価を見極めるための基準となるもの。 | 今回の大型案件を成功させられるかどうかが、新体制の実力を測る試金石になる。 |
| 四君子 | しくんし | 東洋の絵画で、梅・蘭・竹・菊を君子の高潔な人格になぞらえて呼ぶ語。 | 水墨画の教室では、まず四君子を題材にして基本的な筆遣いを学んだ。 |
| 四天王 | してんのう | もとは仏教で四方を守護する四人の神。転じて、ある分野で特に優れた四人をまとめていう。 | 当時の若手棋士の中でも、この四人は「若手四天王」と呼ばれていた。 |
| 自堕落 | じだらく | 自分を律することができず、生活や行動がだらしなく乱れていること。 | 在宅勤務だからといって自堕落な生活を続けていると、仕事の能率まで落ちてしまう。 |
| 序破急 | じょはきゅう | もとは雅楽などの構成原理で、序は導入、破は展開、急は急速な終結を表す。転じて、物事の展開の流れについてもいう。 | プレゼンにも序破急を意識した構成を取り入れると、話にメリハリが生まれる。 |
| 斜陽族 | しゃようぞく | 第二次世界大戦後、没落していく旧上流階級の人々を指した語。太宰治の小説『斜陽』から生まれた。 | 戦後文学を読むと、斜陽族と呼ばれた人々の生活や価値観の変化が描かれている。 |
| 集大成 | しゅうたいせい | 多くの成果や事柄を集め、一つのまとまったものとして完成させること。また、その完成したもの。 | この論文集は、教授が四十年間続けてきた研究の集大成といえる。 |
| 守銭奴 | しゅせんど | 金銭に強く執着し、ため込むことばかり考えている人を非難していう語。 | 必要な投資まで惜しめば、守銭奴のようだと批判されかねない。 |
| 守破離 | しゅはり | 修業の段階を表す語。まず基本の型を守り、次に型を破って発展させ、最後に型から離れて独自の境地を築くこと。 | 職人の育成では、基本を身につけてから独自の工夫へ進む守破離の考え方が重視される。 |
| 修羅場 | しゅらば | もとは阿修羅が激しく戦う場所。転じて、争いや混乱が激しく、非常に緊迫した場面。 | 数々の修羅場をくぐってきた交渉担当者だけに、突然のトラブルにも動じなかった。 |
| 松竹梅 | しょうちくばい | 松・竹・梅の三つを組み合わせた、めでたいものの取り合わせ。転じて、商品や料理などの三段階の等級を表す名称にも使われる。 | 宴会コースは松竹梅の三種類から選べるようになっている。 |
| 正念場 | しょうねんば | もとは歌舞伎や浄瑠璃で最も重要な見せ場。転じて、真価が問われる非常に重要な局面。 | 新商品の発売を目前に控え、プロジェクトはいよいよ正念場を迎えた。 |
| 新機軸 | しんきじく | 従来とは異なる、新しい方法・工夫・方針。 | 若い社員の提案を取り入れ、これまでにない新機軸を打ち出した。 |
| 蜃気楼 | しんきろう | 大気中の光の屈折によって、遠くの景色などが実際とは異なる位置や形に見える現象。転じて、実体のない幻のようなもののたとえにも使う。 | 海岸から遠くの建物が浮かんで見えたが、実際には蜃気楼だった。 |
| 真骨頂 | しんこっちょう | その人や物が本来持っている真の姿・価値・持ち味。 | 緻密な心理描写こそ、この作家の真骨頂だ。 |
す
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 素寒貧 | すかんぴん | 金銭や財産をほとんど持たず、非常に貧しいこと。また、そのような人。 | 若い頃は素寒貧だったが、小さな事業を始めて少しずつ会社を成長させた。 |
| 助太刀 | すけだち | もとは刀を持って加勢すること。転じて、困っている人を手助けしたり加勢したりすること。 | 契約条件について意見が割れたため、法務部にも助太刀を頼んだ。 |
| 素頓狂 | すっとんきょう | 突然、調子外れな声を出す様子。また、言動がひどく突飛で間が抜けている様子。 | 予想外の金額を聞いた彼は、思わず素頓狂な声を上げた。 |
せ
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 赤裸裸 | せきらら | 隠し立てをせず、ありのままをさらけ出すこと。 | 元社員の証言によって、当時の職場の実情が赤裸裸に語られた。 |
| 世間体 | せけんてい | 世間の人々から自分や家族がどのように見られるかという外聞や体面。 | 世間体ばかり気にして、本当に必要な決断を先送りするべきではない。 |
| 雪月花 | せつげつか | 雪・月・花に代表される、四季折々の美しい自然や風物。 | 古典文学には、雪月花を題材にした多くの歌や文章が残されている。 |
| 瀬戸際 | せとぎわ | 成功と失敗、生存と破滅などを分ける、ぎりぎりの重大な局面。 | 資金繰りが悪化し、会社は倒産の瀬戸際まで追い込まれた。 |
| 千秋楽 | せんしゅうらく | 相撲や芝居、興行などの最終日。また、その最後の公演や試合。 | 全国公演の千秋楽には、出演者全員が舞台上で観客へ感謝を伝えた。 |
| 先入観 | せんにゅうかん | 実際に確かめる前から持っている、固定的な見方や思い込み。 | 年齢だけで能力を判断するという先入観を捨てる必要がある。 |
| 千里眼 | せんりがん | 遠く離れた場所まで見通す力。転じて、人には分からない物事や将来を見抜くような鋭い能力。 | 将来の市場変化を次々と的中させた彼は、千里眼の持ち主のように評された。 |
| 善後策 | ぜんごさく | 問題や事件が起こった後、その影響を抑え、事態をよい方向へ収めるために取る対策。 | システム障害の原因を調べると同時に、顧客対応を含む善後策を協議した。 |
| 前哨戦 | ぜんしょうせん | もとは本格的な戦闘の前に行われる小規模な戦い。転じて、本番に先立って行われ、その行方を占う競争や出来事。 | 来月の地方選挙は、秋の国政選挙の前哨戦として注目されている。 |
| 禅問答 | ぜんもんどう | もとは禅宗で悟りを深めるために行う師と弟子との問答。転じて、普通には意味や結論をつかみにくい問答。 | 質問しても抽象的な答えばかり返ってきて、まるで禅問答のようだった。 |
そ
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 走馬灯 | そうまとう | 内部の影絵が回転して見える灯籠。転じて、過去の記憶が次々と頭に浮かぶ様子を「走馬灯のように」と表現する。 | 退職の日、入社してからの出来事が走馬灯のように脳裏をよぎった。 |
| 素封家 | そほうか | 大金持ち、財産家。もとは高い官位や領地を持たなくても、多くの財産を持つ人をいった。 | その邸宅は、明治期にこの地域で知られた素封家が建てたものだという。 |
た
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 太公望 | たいこうぼう | 釣りをする人、特に釣り好きの人。中国の呂尚にまつわる故事に由来する。 | 湖畔には早朝から多くの太公望が集まり、釣り糸を垂れていた。 |
| 太鼓判 | たいこばん | 確実であると保証すること。また、絶対に間違いないと認めること。多く「太鼓判を押す」の形で使う。 | 専門家が品質に太鼓判を押したことで、取引先も安心して導入を決めた。 |
| 太平楽 | たいへいらく | 世の中の苦労などを気にせず、のんきに構えること。また、勝手気ままなことを言うこと。 | 現場が対応に追われているのに、責任者だけが太平楽を並べていては困る。 |
| 手弱女 | たおやめ | しなやかで優美な女性。古典文学などで用いられ、「益荒男」の対となる語。 | 古典和歌には、手弱女を思わせる優美で繊細な表現も多く見られる。 |
| 高飛車 | たかびしゃ | 相手を見下すような、高圧的で威圧的な態度。もとは将棋で飛車を高い位置に進める戦法を指す。 | 取引先に高飛車な態度を取れば、長期的な信頼関係を損ないかねない。 |
| 立往生 | たちおうじょう | 立ったまま動けなくなること。転じて、途中で行き詰まり、身動きが取れなくなること。 | 大雪で高速道路に多くの車が立往生し、復旧まで長い時間を要した。 |
| 玉虫色 | たまむしいろ | 玉虫の羽のように見る角度で色が変わること。転じて、どちらとも解釈できる曖昧な表現や態度。 | 双方に配慮した結果、声明文は玉虫色の内容になった。 |
| 短兵急 | たんぺいきゅう | 物事を非常に急いで行うこと。また、突然だしぬけに行動すること。 | 十分な説明もないまま短兵急に制度を変更すれば、現場に混乱が生じる。 |
| 大往生 | だいおうじょう | 苦しみが少なく、安らかに立派な最期を迎えること。特に、長寿を全うして亡くなる場合などにいう。 | 祖父は家族に見守られながら九十六歳で大往生を遂げた。 |
| 大黒柱 | だいこくばしら | 家屋を支える主要な柱。転じて、家庭・会社・組織などを中心となって支える人物。 | 長年営業部を支えてきた彼は、会社にとってまさに大黒柱のような存在だ。 |
| 醍醐味 | だいごみ | 物事の本当の面白さや、深い味わい。もとは仏教で最上の味や教えを表した語。 | 自分で仮説を立て、その正しさを実験で確かめるところに研究の醍醐味がある。 |
| 大上段 | だいじょうだん | もとは刀を頭上高く構える剣術の構え。転じて、相手を威圧するような大げさで高圧的な態度。 | 最初から大上段に構えて批判するより、まず事実関係を確認した方がよい。 |
| 大団円 | だいだんえん | 小説・芝居・事件などが最後にまとまって結末を迎えること。特に、めでたく収まる結末についていう。 | 長く続いた物語は、登場人物たちが再会する大団円を迎えた。 |
| 断末魔 | だんまつま | 死の直前に感じる激しい苦しみ。また、そのときに発する叫び声。 | 物語の終盤では、追い詰められた怪物の断末魔が静かな森に響いた。 |
ち
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 知情意 | ちじょうい | 人間の精神活動を、知性・感情・意志の三つに分けて表した語。 | 人を理解するには、知情意のどれか一つだけでなく、三つの側面を総合的に見る必要がある。 |
| 千鳥足 | ちどりあし | 酒に酔うなどして、左右によろめきながら歩くこと。千鳥の歩き方になぞらえた表現。 | 宴会を終えた男性が、千鳥足で駅へ向かっていた。 |
| 茶番劇 | ちゃばんげき | もとは滑稽な寸劇。転じて、筋書きが見え透いていて、ばかばかしい芝居や出来事。 | 結論が最初から決まっていた会議は、参加者から茶番劇だと批判された。 |
| 長広舌 | ちょうこうぜつ | 長々と話すこと。また、長時間にわたって雄弁に論じること。 | 社長は新しい経営方針について、一時間近く長広舌を振るった。 |
| 張本人 | ちょうほんにん | 事件や問題などを引き起こした中心人物。特に、悪い出来事の原因となった人物についていう。 | 調査の結果、不正を指示していた張本人が明らかになった。 |
| 猪口才 | ちょこざい | 小生意気で、こざかしいこと。また、そのような人物。 | 新人のくせに猪口才だと反発するのではなく、意見の内容を冷静に検討すべきだ。 |
つ
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 付焼刃 | つけやきば | 急場をしのぐため、その場だけで身につけた知識や技術。十分に身についていないこと。 | 前日に覚えただけの付焼刃の知識では、専門家からの質問には対応できなかった。 |
| 美人局 | つつもたせ | 男女が共謀し、恋愛・性的関係などを利用して相手から金銭を脅し取る手口。 | 警察は、被害者を誘い出して金銭を要求する美人局の手口に注意するよう呼びかけた。 |
て
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 鉄面皮 | てつめんぴ | 恥を知らず、厚かましく平然としていること。また、そのような人。 | 何度問題を指摘されても謝ろうとしない鉄面皮な態度に、周囲はあきれていた。 |
| 天王山 | てんのうざん | 勝敗や成否、運命を決める重大な分かれ目。山崎の戦いにまつわる故事に由来する。 | 優勝争いを左右する今週末の直接対決が、今季最大の天王山になる。 |
| 出来心 | できごころ | ふと一時的に起こった気持ち。特に、悪事や過ちをしてしまう一時の衝動についていうことが多い。 | ほんの出来心だったと説明したが、会社の情報を持ち出した責任は重い。 |
と
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 等閑視 | とうかんし | 物事を重要だと考えず、いいかげんに扱って放っておくこと。なおざりにすること。 | 小さな異常だからと安全上の問題を等閑視すれば、重大事故につながるおそれがある。 |
| 桃源郷 | とうげんきょう | 俗世間から離れた、平和で幸福な理想郷。中国の陶淵明の『桃花源記』に由来する。 | 山深いその村は、都会の喧騒を忘れさせる桃源郷のようだった。 |
| 唐変木 | とうへんぼく | 気が利かず、物分かりの悪い人をののしっていう語。 | 人の気持ちにも気づかない唐変木だと、友人からあきれられてしまった。 |
| 登竜門 | とうりゅうもん | 立身出世や成功につながる重要な関門。急流の竜門を登った鯉は竜になるという中国の伝説に由来する。 | このコンクールは、若手音楽家にとってプロへの登竜門とされている。 |
| 突拍子 | とっぴょうし | 調子外れで、普通とは大きく違っていること。現在は特に「突拍子もない」の形で使う。 | 彼が突然宇宙旅行の会社を作ると言い出したので、最初は突拍子もない話だと思った。 |
| 頓珍漢 | とんちんかん | 話や行動のつじつまが合わず、的外れであること。また、そのような人。 | 質問とは関係のない頓珍漢な答えが返ってきて、会議室が静まり返った。 |
| 度外視 | どがいし | ある事柄を考慮の外に置き、問題にしないこと。 | 利益だけを優先し、安全性を度外視した製品開発は認められない。 |
| 独壇場 | どくだんじょう | その人だけが思う存分活躍し、他の人が及ばない場面。もとは「独擅場(どくせんじょう)」から生じた語。 | 終盤はエース投手の独壇場となり、相手打線を完全に抑え込んだ。 |
| 土壇場 | どたんば | もとは斬首刑を行うための土の壇。転じて、最後の決断を迫られる、ぎりぎりの重大な局面。 | 契約締結の土壇場になって、取引先から条件の変更を求められた。 |
| 泥仕合 | どろじあい | 互いの欠点や秘密などを暴き合う、みにくい争い。 | 政策論争ではなく互いの私生活を攻撃する泥仕合になってしまった。 |
| 丼勘定 | どんぶりかんじょう | 収入や支出を細かく管理せず、大ざっぱに金銭を出し入れすること。 | 丼勘定の経営を続けていたため、社長自身も正確な利益額を把握していなかった。 |
な
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 長丁場 | ながちょうば | もとは宿場と宿場との間の長い道のり。転じて、一つの物事が終わるまでに長い時間がかかること。 | 今回の交渉は数か月に及ぶ長丁場になると予想されている。 |
| 浪花節 | なにわぶし | 浪曲の旧称。転じて、義理や人情を重んじる古風で情緒的な考え方や言動を表すこともある。 | 経営判断には数字も必要で、浪花節的な人情論だけで結論を出すわけにはいかない。 |
| 生半可 | なまはんか | 知識・態度・取り組みなどが十分でなく、中途半端であること。 | 法律について生半可な知識で判断すると、思わぬ問題を招くことがある。 |
| 生兵法 | なまびょうほう | 十分に身についていない知識や技術を使うこと。中途半端な知識が、かえって失敗を招く場合についていう。 | 専門家に相談せず生兵法で修理したため、故障をさらに悪化させてしまった。 |
| 並大抵 | なみたいてい | 普通の程度であること。多く「並大抵ではない」のように打ち消しを伴って使う。 | 十年間赤字だった会社を再建するのは、並大抵の努力ではできない。 |
| 南無三 | なむさん | 「南無三宝」の略。転じて、失敗や危険に直面したときに「しまった」「どうか助かってくれ」といった気持ちで発する語。 | 足を滑らせた瞬間、「南無三」と叫びながら必死に手すりにつかまった。 |
に
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 新嘗祭 | にいなめさい | その年に収穫された新穀を神々に供え、収穫に感謝し、天皇自身も新穀を食する宮中祭祀。 | 新嘗祭は、古くから続く日本の収穫に関わる重要な祭祀の一つである。 |
| 二枚舌 | にまいじた | 同じことについて矛盾した内容を言ったり、相手によって都合よく違うことを言ったりすること。 | 取引先ごとに説明を変えるような二枚舌を使えば、いずれ信用を失う。 |
| 二枚目 | にまいめ | もとは歌舞伎で美男の役を演じる役柄。転じて、容姿の整った男性や美男子をいう。 | 若い頃の祖父は、町でも評判の二枚目だったという。 |
ぬ
今回の収録基準に該当する、「ぬ」から始まる三字熟語はありません。
ね
今回の収録基準に該当する、「ね」から始まる三字熟語はありません。
の
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 能天気 | のうてんき | 深く考えず、のんきで軽率なこと。また、そのような人。「脳天気」とも書く。 | 売上が急減しているのに能天気に構えていては、対応が手遅れになりかねない。 |
| 野放図 | のほうず | 横柄で勝手気ままなこと。また、際限がなく、しまりがないこと。 | 計画も立てず野放図に事業を拡大した結果、資金繰りが急速に悪化した。 |
は
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 白眼視 | はくがんし | 冷たい目で見たり、冷淡に扱ったりすること。軽蔑や反感を込めて見る場合にもいう。 | 不正に関わった人物として、彼はしばらく世間から白眼視されることになった。 |
| 破天荒 | はてんこう | それまで誰も成し遂げられなかったことを、初めて行うこと。本来はこちらの意味で、現在は「豪快で大胆」「型破り」の意味でも使われる。 | 誰も成功していなかった技術を初めて実用化した彼の業績は、まさに破天荒と呼ぶにふさわしい。 |
| 波羅蜜 | はらみつ | 仏教で、迷いの世界から悟りの境地へ至ること。また、そのために行う修行。サンスクリット語の音写。 | 仏教では、布施や忍耐などを悟りへ至るための波羅蜜として説く。 |
| 破廉恥 | はれんち | 恥を恥とも思わず、人としての道徳や節度に外れていること。 | 他人の研究成果を自分のものとして発表するとは、破廉恥な行為だ。 |
| 半可通 | はんかつう | 知識が十分でないのに、よく知っているように振る舞うこと。また、そのような人。 | 半可通な知識だけで専門的な問題を断定するのは危険だ。 |
ひ
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 左団扇 | ひだりうちわ | 働かなくても困らないほど生活に余裕があり、気楽に暮らすこと。多く「左団扇で暮らす」の形で使う。 | 長年の投資が実を結び、老後は左団扇で暮らせるだけの資産を築いた。 |
| 一筋縄 | ひとすじなわ | 普通の方法やありきたりな手段。多く「一筋縄ではいかない」の形で、簡単には扱えないことを表す。 | 経験豊富な交渉相手だけに、一筋縄ではいかないと覚悟して臨んだ。 |
| 一粒種 | ひとつぶだね | たった一人の子ども。特に、大切に育てられている一人っ子についていう。 | 一粒種の息子が独立することになり、両親はうれしさと寂しさを感じていた。 |
| 檜舞台 | ひのきぶたい | もとは檜材で作られた能や歌舞伎などの正式な舞台。転じて、実力を発揮する晴れの舞台。 | 地方大会を勝ち抜き、ついに全国大会という檜舞台に立つことになった。 |
| 日和見 | ひよりみ | もとは天候の様子を見ること。転じて、形勢をうかがいながら自分に有利な側につこうとする態度。 | 世論が変わるたびに意見を変える日和見的な姿勢では、信用を得られない。 |
| 昼行灯 | ひるあんどん | 昼間の行灯のように役に立たないもの。転じて、ぼんやりしていて頼りにならない人。 | 普段は昼行灯のように見える彼が、非常事態では誰よりも冷静に指示を出した。 |
ふ
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 風雲児 | ふううんじ | 社会や時代が大きく動くとき、その変化を機会として目覚ましく活躍する人物。 | 幕末の激動期には、多くの風雲児が歴史の表舞台に登場した。 |
| 風馬牛 | ふうばぎゅう | 自分とはまったく関係がないこと。また、無関心な態度を取ること。中国の『春秋左氏伝』の故事に由来する。 | 彼は社内政治には風馬牛で、派閥争いにもまったく関心を示さない。 |
| 風物詩 | ふうぶつし | その季節や土地の特色を感じさせる代表的な事物。もとは自然や季節の風物を詠んだ詩。 | 夜空を彩る花火は、日本の夏を代表する風物詩の一つだ。 |
| 風来坊 | ふうらいぼう | 定まった住所や仕事を持たず、気の向くまま各地を渡り歩く人。転じて、気ままに暮らす人。 | 若い頃は各地を転々とする風来坊のような生活を送っていたという。 |
| 伏魔殿 | ふくまでん | もとは魔物が潜む建物。転じて、陰謀や悪事が絶えず企てられているような場所や組織。 | 長年不正が繰り返されていたその組織は、伏魔殿とまで呼ばれていた。 |
| 袋小路 | ふくろこうじ | 行き止まりになっている路地。転じて、問題の解決策がなく行き詰まった状態。 | 双方が一歩も譲らず、交渉は完全な袋小路に入り込んだ。 |
| 不首尾 | ふしゅび | 物事がうまく運ばず、結果が思わしくないこと。また、失敗に終わること。 | 新製品の商談は残念ながら不首尾に終わり、計画を見直すことになった。 |
| 不世出 | ふせいしゅつ | 世の中にめったに現れないほど、非常に優れていること。主に人物を形容する。 | 彼は百年に一人とも評される不世出の音楽家だった。 |
| 不退転 | ふたいてん | どのような困難があっても退かず、決意や信念を貫くこと。 | 社長は会社を再建するという不退転の決意を社員に示した。 |
| 不如意 | ふにょい | 自分の思いどおりにならないこと。また、経済的に余裕がないことにもいう。 | 資金が不如意な時期だったため、新しい設備への投資を延期した。 |
| 不文律 | ふぶんりつ | 文章として明文化されてはいないものの、暗黙のうちに守られている規則や慣習。 | この業界には、競合他社の顧客を強引に奪わないという不文律があった。 |
| 冬将軍 | ふゆしょうぐん | 厳しい冬の寒さや強い寒気を擬人化した表現。 | 冬将軍の到来で、日本海側では広い範囲で大雪となった。 |
| 不調法 | ぶちょうほう | 行き届かず手際が悪いこと。また、礼儀・芸事・酒などに不慣れであることを、へりくだっていう場合もある。「無調法」とも書く。 | 私は酒には不調法ですので、乾杯だけで失礼いたします。 |
| 仏頂面 | ぶっちょうづら | 不機嫌そうに、むっつりとした顔つき。 | せっかくの歓迎会なのに、彼は終始仏頂面で座っていた。 |
| 無頼漢 | ぶらいかん | 正業につかず、乱暴な振る舞いをするならず者。人の道に外れた人物をいう。 | 小説では、町を荒らす無頼漢たちと主人公との対決が描かれている。 |
| 無礼講 | ぶれいこう | 身分や上下関係にとらわれず、形式的な礼儀を取り払って行う宴会や集まり。 | 今夜は無礼講だからと上司は言ったが、最低限の節度は守るべきだろう。 |
| 分水嶺 | ぶんすいれい | 本来は雨水が異なる水系へ分かれて流れる境界となる山の稜線。転じて、物事の方向や結果を大きく分ける重要な分岐点。 | この新技術を採用するかどうかが、会社の将来を左右する分水嶺になる。 |
へ
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ほ
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 朴念仁 | ぼくねんじん | 無口で愛想がなく、気が利かない人。また、頑固で物分かりの悪い人。 | 彼は少し朴念仁なところがあるが、困っている人を見捨てるような人物ではない。 |
ま
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 前口上 | まえこうじょう | 本題や演目に入る前に述べる挨拶や説明。 | 長い前口上は省き、司会者はすぐに講演者の紹介へ移った。 |
| 益荒男 | ますらお | 勇ましく、たくましい立派な男性。古典文学などで使われる語で、「手弱女」の対となる。 | 古い物語には、勇敢に戦う益荒男の姿が数多く描かれている。 |
| 摩天楼 | まてんろう | 天をこするほど高い建物。特に、高層・超高層の建築物をいう。 | 窓からは、大都市の摩天楼が夜空に浮かび上がって見えた。 |
| 眉唾物 | まゆつばもの | 真偽が疑わしく、簡単には信用できないもの。眉に唾をつけると狐などに化かされないという俗信に由来する。 | 「絶対にもうかる」というその投資話は、どう考えても眉唾物だ。 |
| 満艦飾 | まんかんしょく | もとは停泊中の軍艦を多数の信号旗などで飾る旧海軍の儀礼。転じて、物をいっぱいに並べたり、極端に派手に飾り立てたりすること。 | 祭りの日、商店街は旗や提灯で満艦飾に飾り立てられた。 |
| 曼荼羅 | まんだら | 仏教、特に密教で、仏や菩薩などを一定の秩序で配置し、悟りの世界や宇宙観を図式的に表したもの。 | 博物館では、平安時代に描かれた曼荼羅が特別公開されていた。 |
み
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 三行半 | みくだりはん | 江戸時代、夫から妻へ渡した離縁状の俗称。転じて、離縁や別れを告げること。 | 度重なる約束違反に愛想を尽かし、ついに妻から三行半を突きつけられた。 |
| 水掛論 | みずかけろん | 双方が自分の主張にこだわり、同じ議論を繰り返すだけで決着しないこと。 | 言った言わないの水掛論になり、会議は一向に進まなかった。 |
| 水菓子 | みずがし | 果物のこと。水ようかんなどの水分の多い菓子という意味ではない。 | 会席料理の最後に、水菓子として季節の桃が出された。 |
| 水商売 | みずしょうばい | 客の人気や景気などに左右され、収入が安定しにくい商売。現在は特に、接客を伴う飲食業などについていうことが多い。 | 父は長年水商売を続けてきたため、景気の変化には人一倍敏感だった。 |
| 未曾有 | みぞう | 今までに一度もなかったこと。非常に珍しく、前例がないこと。仏教語に由来する。 | 未曾有の災害を受け、国や自治体は従来にない規模の支援策を講じた。 |
| 未亡人 | みぼうじん | 夫を亡くした女性を指してきた語。現在では古風な表現と受け取られる場合もある。 | 明治期の小説では、夫を亡くした女性を未亡人と表現している例が見られる。 |
| 耳学問 | みみがくもん | 書物を読んだり実際に学んだりせず、人から聞いて得た知識。十分に身についていない知識という含みで使うこともある。 | 耳学問だけで専門家を気取るのではなく、基本的な文献から学び直した方がよい。 |
む
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 無尽蔵 | むじんぞう | いくら使っても尽きないと思えるほど、非常に豊富にあること。 | インターネット上には無尽蔵とも思えるほど多くの情報がある。 |
| 無造作 | むぞうさ | 手間をかけず、たやすく行うこと。また、技巧を凝らさず、念入りにしないこと。 | 熟練した職人は、難しい作業をいとも無造作にやってのけた。 |
| 無鉄砲 | むてっぽう | 結果や危険をよく考えず、むやみに行動すること。また、そのような人。「無鉄砲」は当て字。 | 若い頃は無鉄砲に事業を広げ、何度も資金繰りに苦労した。 |
| 無頓着 | むとんちゃく | 物事をあまり気にかけず、こだわらないこと。「むとんじゃく」とも読む。 | 彼は服装には無頓着だが、仕事の細部には非常にこだわる。 |
| 胸算用 | むなざんよう | 心の中で見積もりや計算をすること。今後の結果を頭の中で予想すること。 | 今月の売上を頭の中で胸算用しながら、追加仕入れの量を考えた。 |
め
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 名伯楽 | めいはくらく | 人の才能や素質を見抜き、それを育てることに優れた人物。良馬を見分ける名人「伯楽」に由来する。 | 無名だった選手を何人も一流に育てた監督は、名伯楽として高く評価されている。 |
も
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 目論見 | もくろみ | これから行おうとしている計画や企て。 | 新商品で若い顧客層を取り込むという目論見は、予想以上の成果を上げた。 |
| 門外漢 | もんがいかん | ある分野を専門としておらず、その方面について詳しくない人。 | 私は法律については門外漢なので、専門家の意見を確認したい。 |
や
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 八百長 | やおちょう | 勝負などで、あらかじめ結果を示し合わせ、表面上は真剣に争っているように見せかけること。転じて、なれ合いで物事を進めること。 | 試合結果を事前に決めていたことが判明し、八百長問題として大きく報道された。 |
| 疫病神 | やくびょうがみ | もとは疫病をもたらすとされた神。転じて、災いや不運を招くとして周囲から嫌われる人やもの。 | 失敗のたびに特定の人物を疫病神扱いするような考え方は、問題の本質を見誤らせる。 |
| 役不足 | やくぶそく | その人の能力に比べ、与えられた役目が軽すぎること。「能力が足りない」という意味ではない。 | 経験豊富な技術者に単純な入力作業だけを任せるのは、本人にとって役不足だろう。 |
| 野次馬 | やじうま | 自分には直接関係のない事件や騒ぎを、興味本位で見物したり騒ぎ立てたりする人。 | 事故現場の周囲に野次馬が集まり、警察官が通路を空けるよう呼びかけた。 |
| 屋台骨 | やたいぼね | もとは建物などを支える骨組み。転じて、家庭・会社・組織などを中心となって支える人や基盤。 | 熟練した技術者たちは、長年にわたって会社の屋台骨を支えてきた。 |
| 藪医者 | やぶいしゃ | 診断や治療の技量が低い医者をあざけっていう語。 | 一度治療がうまくいかなかっただけで、医師を藪医者と決めつけるのは適切ではない。 |
ゆ
今回の収録基準に該当する、「ゆ」から始まる三字熟語はありません。
よ
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 用心棒 | ようじんぼう | 身辺を守るために雇う護衛役。また、もとは身を守るための棒や、戸を内側から押さえる棒も指した。 | 商人は旅の安全を確保するため、腕の立つ浪人を用心棒として雇った。 |
| 横恋慕 | よこれんぼ | 他人の配偶者や恋人などに、横から恋心を抱くこと。 | その小説では、主人公の友人が人妻に横恋慕したことから人間関係が崩れていく。 |
| 世迷言 | よまいごと | わけの分からない愚痴や不平、くどくどとした繰り言。人の発言や意見をののしっていう場合にも使う。 | いつまでも世迷言を並べていないで、これからどうするかを考えよう。 |
| 四方山 | よもやま | 世間のさまざまなこと。特に「四方山話」のように、いろいろな話題についていう。 | 会食では仕事の話だけでなく、歴史や旅行について四方山の話に花が咲いた。 |
| 与太話 | よたばなし | とりとめのない話や、出まかせのでたらめな話、ばかばかしい話。 | 休憩時間には仕事を離れ、皆で他愛のない与太話をして笑った。 |
ら
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 乱痴気 | らんちき | 正気を失ったように大騒ぎすること。また、多くの人が入り乱れて混乱すること。特に「乱痴気騒ぎ」の形でよく使う。 | 優勝を祝う人々が街に繰り出し、夜遅くまで乱痴気騒ぎが続いた。 |
り
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 理不尽 | りふじん | 道理に合わず、筋道が通っていないこと。また、納得できない不当な扱いなどについていう。 | 理不尽な要求であっても黙って従わなければならないという考え方は改めるべきだ。 |
| 梁山泊 | りょうざんぱく | 豪傑や野心家などが集まる場所のたとえ。中国の古典小説『水滸伝』で、豪傑たちが梁山泊を拠点としたことに由来する。 | その研究所には個性的で優秀な研究者が各地から集まり、まるで現代の梁山泊のようだった。 |
る
今回の収録基準に該当する、「る」から始まる三字熟語はありません。
れ
今回の収録基準に該当する、「れ」から始まる三字熟語はありません。
ろ
| 三字熟語 | 読み方 | 意味 | 例文 |
|---|
| 老婆心 | ろうばしん | 必要以上に相手のことを心配し、世話を焼こうとする気持ちを、自分についてへりくだっていう語。多く「老婆心ながら」の形で使う。 | 老婆心ながら申し上げると、契約書には署名する前にもう一度専門家の確認を受けた方がよいでしょう。 |
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